第4話 悶々の夜と翌朝の大ショック
明風坊やを、一日に二回も取り逃した私は、気分転換に抱き枕を買った。
淡いブルーで、やわらかで、適度に反発がある感じのもの。
で、名前もつけてあげた。
わかりますよね、もう(笑)
「明風坊や」です。
ベッドにおいて、そのままムギューしました。
(かえってモヤモヤしたので、お風呂に入った)
(恥ずかしいけど、反応が始まっていた)
(マジに悔しいです、この私をこんなにして)
お風呂から出て、すっぽんぽんで、再び「明風坊や」を抱きました。
(やさしく?キツくです)
(抱き枕をレイプ?情けないけど、シたかったから)
「明風坊や」が抱いているうちに、温かくなって来たので、いつの間にか寝て(いつ
かは、リアルの明風君と、こうなりたい)、朝になりました。
「さて、今日こそは」なので、対策を考えます。
「カラダで迫るとなると、受付は制服という制限がある」
「その中で、やはり男子の好きなバストを強調してみよう」
(つまり、お姉さまのお色気を使うための、パットの有効活用)
(もともとはスレンダーなCなので、策を練ったの)
(それでも、由紀子に負けるのが悔しいけど、ウェストは締まっているから)
「スカートも短めに」
(足とお尻は胸より、自信あるよ、だから、ミス高田物産なの)
そんなことで着替え始めたら、また「妄想」発生です。
「明風坊やは、童貞だろうか?」
(ヤバい、また、ムラムラして来た)
(下着も・・・抑えがきかない)
(結局、朝に、シャワーすることになりました)
そんなモヤモヤ続きの時間を過ごし、出勤しました。
「明風坊や、今日は逢えるかな」
「声をかけたら、昨日みたいに逃げられるのかな」
(せっかく胸を無理やり強調して、短いスカートにしても、意気地のない私です)
(ミス高田物産の意地もプライドもない)
(明風坊やに、すがるような思いです)
「美緒、ねえ」
後ろから、いきなり声をかけられました。
振り向かないでもわかる、このドラ声は、由紀子です。
「だから何?明風君が見えるとでも?」
(つい本音です、明風坊やが見えなかったら、声かけるな!)
「このボケ!」
(え?何?この私に、その態度?)
「美緒、あそこに明風君いるよ、見えないの?」
(う・・・見ている方向が違うのか)
(だから広いロビーは人探しには適さない)
「あ・・・いた・・・」
(明風坊やが誰かと話をしています)
「うん、驚いた」
「すっごい美女と一緒にいる」
「うん・・・マジ?」
(私より、きれいな人だ)
(しかも、明風坊や、ニコニコと話している)
(さっそく失恋なの?泣いちゃいそう)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます