D:変な鳥と雛菊の手作りお菓子

連絡先を交換した2日後の月曜日、学校が終わって家に帰る。今日は初めて雛菊ちゃんの入りに電話するんだ。水曜日遊ぶ約束をした後母さんが話すんだって


プルルルル


『はい。こちら天ヶ崎です』

『朝倉大地です。天ヶ崎雛菊さんはいますか?』

『大地君ですね。過ぎにお嬢様をお呼びします』


・・・


『はい。雛菊です』

『雛菊ちゃん?大地だけど約束通り電話したよ。水曜日図書館で集合でいい?』

『いいですよ。おやつのお菓子持っていきますね』

『わかった。楽しみにしてる。じゃあ母さんに変わるね』

『こっちもお母様に変わるね』


「はい」

『変わりました。大地の母の朝倉愛です』


ここからは母さんたちが親同士が話すから、部屋に戻ろう。


そして水曜日待ち合わせの図書館で待っていると


「こんにちは、大地君」


雛菊ちゃんがいつもより大きめのバッグを持ってやってきた。雛菊ちゃんに先に多目的室に行ってもらって今日読む本を持ってくる。


「お待たせ」

「??今日はセブンスフェアリークエストじゃないんですか?」

「うん。学校の授業で動物の生態の動画を見たんだけど変な鳥がいたんだ?」

「へんな鳥ですか?」

「全体的に灰色で大きくて顔より大きいくちばし・長くて細い足なんだ」

「なんですかその鳥?知らないです」


僕が持ってきたのは動物図鑑。雛菊ちゃんと一緒に図鑑を開いて探していく。


「あ、カメレオンです。本当に風景の溶け込むんでしょうか?」

「わかる。背景に同化って嘘っぽいもんね」

「あ、キリンだ。幼稚園の時海斗と一緒に連れて行ってもらった時ニンジンを食べさせたんだ」

「怖くありませんでした?」

「頭が上から伸びてくるのは怖かったけど、まじかでもしゃもしゃニンジンを食べてるのは可愛かったよ」


最初の図鑑には載っていなかった。ちょっと休憩するために雛菊ちゃんが持ってきたお菓子を食べよう。

雛菊ちゃんはバッグからランチボックスを取り出して開く。


「おお」

「お母様と一緒に作りました。クッキーとカップケーキです」


ランチボックスの中には色とりどりのクッキーと一口大のカップケーキが並べられている。雛菊ちゃんは水筒からミルクティーをそれぞれのカップにそそぐと


「はいぞうぞ。食べてみてください」

「いただきます」


手前にある普通のクッキーを食べてみる。


「おいしい。市販のクッキーと同じぐらいおいしいよ」

「うふふ。ありがとうございます」


サクサクしててほのかな甘みが口中に広がる。カップケーキも食べてみるけどしっとりとした生地がおいしい。


「このチョコチップスのクッキーとチョコがかかったカップケーキが得意においしいね」

「大地君、チョコが好きなんですか?」

「うん。雛菊ちゃんは何が好き?」

「私はバニラが好きです」

「ああ、牛乳好きって言ってたもんね」


雛菊ちゃんの手作りお菓子を食べた後、再び図鑑を読み始めると


「あ、こいつこいつ」

「何でしょうか、この鳥?なまえはハシビロコウ?」

「すごく気になるでしょ?この姿?」

「ええ。名前を知りたくなります」


それからも帰宅時間まで珍しい動物を見続けた。

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