第15話

 




「ん゛ん〜、はぁよく寝た」


 明るい日差しと共に目が覚めた。

 ・・・あれ、乗った時の人が誰1人いない、、


「すみません、乗ってた人達って...」

「ああ、みんなもう降りたよ」

「へ?!」


 ああぁぁぁ、これ、よく寝ちゃダメなやつだったぁ゛〜


「だってお客さん、どこまでって言ってなかったし、起こしようが無いじゃないか」


 その通りだ。寝ちゃった俺が悪い・・・これからどうしよう


「今、どこですか?」

「ちょうどそろそろクリミラ地区に入るところだ」

「いや、場所だけ言われてもわからないんですけど」

「じゃあちょっとこい」


 おじさんは、親切にも地図を見せてくれた。


 どれどれ、今は・・・


「ここだ、ここ」


 おじさんは地図に指を刺す。



 ・・・・まじ、か、よ。ここって、、バルサ国の、端っこ?!てかこんなに進んだの?夜で?まじかよぉ、さっきのほぼ真反対じゃねえか。


「おし、着いた。どうする、ここで降りるか」


 ここで降りるって...まあ、これ以上進んでもしょうがないか、


「はい、じゃあここで」


 そう言って馬車を降りた。


「気をつけてなー」

「はーい」


 さて、どうしよう。お金はある。逆に言うと、お金しかない。まじでどこだよ、ここ。


 とりあえず、町に入るか。



 〈クリミラ町〉

 へぇ、全然違う所なんだな。前と違って建物が少し汚いけど、、


 とりあえず、やる事は前と同じだ。まずは宿っと。




 ーーあった、ここがいい。


 探していると、目の前にあったのは、古びた旅館の様な所だった。


 こんな早くにやってるのかな.....


「すみません」

「・・・はーい」


 よし、やってる様でよかった。


「これから泊まりたいんですけどーーーー




「とりあえず、宿の確保はできた。馬車でよく寝たし、万全だ。近くのダンジョンに行こう」


 でも、近くのダンジョンって、どこだ・・・?

 まずは、ダンジョンを探すところからだな。ギルドに聞きに行くか。

 ギルドには宿探しの時に通りかかった。



 ーーここか。外装は前と似てるな、、


 入ると、早朝だからか人が全然いない。


「あの、近くにダンジョンってありますか」

「ダンジョン?ありますよ、2つ」


 2つもあるのか、そんな事もあるんだな。それって、めっちゃお得じゃんっ!よかったぁ、ここに降りて。


「どこにあるんですか、それ」

「西門と東門の近くに、一つづつありますよ」

「ありがとうございます」


 どっちから行こうかな、まあ、さっき来たところからでいいか。


 レインは東門へと向かった。




 ▽




 ダンジョンといっても、一つ一つ違うようだな。

 何とも禍々しい雰囲気だ。それに、何だか死の匂いがする気がする、少し変なにおい。


 まあ、これくらいが俺にはちょうどいいかな。



 ーーーーーーーーーーーー

 '回折の魔層'


 階層   1/61



 -1-

 -2- 記録なし

 -3- 記録なし

 -4- 記録なし

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・



 ーーーーーーーーーーーー


 あれ、ここ61階層まであるのか。長いな。どれくらい難しいのかくらい、書いとけばいいのに....


 そういえば、なんか前、A級とか言ってたっけ。ここにもそういうのあるのかな?


 てかこれ、スクロールできるのかな・・・


 ーーーーーーーーーーーー

 '回折の魔層'


 階層   1/61


 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 -58- 記録なし

 -59- 記録なし

 -60- 記録なし

 -61- 記録なし


 推定レベル:B


 ーーーーーーーーーーーー


 か、書いてあった・・・

 俺が見落としてただけだったのか、てかこんなんわかる訳ないだろ。こんな後ろに書いておくなんて、これを作ったやつは、もう少し気が回らなかったのかのかよ。



 まあいい。新しいダンジョンと言うのは、やっぱり期待してしまうな。


 俺の望むものは、あるのだろうか。



「よし、じゃあ早速行きますかーーーーーーー



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