アラビアのロレンス 2

 ハディージャは彼の軍服のボタンを一つずつ外し、汗ばんだ胸を露わにした。彼女の手がロレンスの肌を滑り、「少佐、砂漠の夜は長いよ」と囁くと、彼は「ふむ、夜が長いなら、私の理性はもっと短いらしい」と喘ぎつつ、彼女の衣を剥ぎ取った。


 彼女の肌はオリーブ油のように滑らかで、燭台の光に照らされて金色に輝いた。ロレンスは「君は砂漠の秘宝だ、ロンドンじゃ宝石より値打ちがある」と呟き、彼女の乳房に唇を這わせた。ハディージャは小さく喘ぎ、「もっと近くにきて」と彼を引き寄せた。


 二人は寝台に倒れ込み、ロレンスの手が彼女の太腿を這い、蜜の滴る花園に触れた。ハディージャは「少佐、そこは私のオアシスよ」と笑い、彼の熱い肉の柱を手に導いた。ロレンスは「これは砂漠の奇跡か、それとも私の敗北か」と呟きつつ、彼女の花園に肉の柱を押し込んだ。


 熱と圧迫感に彼女が喘ぐと、彼は「この音、ロンドンの軍楽隊より魅力的だな」と笑いながら腰を振った。ハディージャは「もっと、もっと深く」と喘ぎ、彼の背に爪を立てた。汗と愛液が混じり合い、寝台が軋み、部屋は淫靡な香りに満ちた。ロレンスは「任務よりこちらの方が戦略的だ」と吼え、彼女の中で熱い滴を放った。


 果てた後も、ハディージャは彼を離さず、「少佐、もう一度味わって」と囁き、彼の首筋に舌を這わせた。ロレンスは「ハシッシュと君の合わせ技で、私は砂漠の捕虜だ」と笑い、再び彼女の花園に肉の柱を突き立てた。彼女は「少佐、私を砂漠の女王にして」と喘ぎ、彼の動きに合わせて腰を揺らした。二人は夜が明けるまで交わり続け、寝台は汗と蜜に濡れ、ロレンスは「これがアラブの歓迎なら、英国は私を永久に砂漠に置いとくべきだ」と呟きつつ、疲れ果てて眠りに落ちた。


 翌朝、ロレンスは頭を抱えて目覚めた。寝台にはハディージャの香りが残り、彼は「昨夜はまるで、砂漠の悪夢と夢の両方を味わった気分だ」と呟いた。そこへファイサルが静かに現れ、「ロレンス殿、楽しんだようだな」とニヤリと笑った。


 ロレンスは「楽しんだって?まさか、私の記憶が砂に埋まっただけだ」と目を細めたが、ファイサルは「我が第四婦人、ハディージャとの情事は見事だったよ」と告げた。ロレンスは「婦人だと!?私は一体何をやらかしたんだ」と立ち上がり、「これは任務報告に書けない失態だ」と呟いた。ファイサルが「慌てるな、これが我々の絆を深める一歩だ」と穏やかに続けた。


 ファイサルは策略を明かした。「ロレンス殿、昨夜のことは記録に残してある。英国がアラブ独立を認めなければ、この醜聞がロンドンに届くよ」と脅しつつ、「君には我々の味方になってもらう策を練ってほしい」と命じた。


 ロレンスは「ふむ、ハレムで婦人と一夜を過ごすとは、軍法会議より社交界の噂の方が怖いな」と皮肉りつつ、「ファイサル殿、これは少々不公平な取引じゃないか」と抗議した。ファイサルは「砂漠の掟では、すべてが許される。君の力を借りて、アラブの自由を勝ち取るだけだ」と笑い、ロレンスに葡萄酒を差し出した。


 困惑するロレンスは「どうやら私は、砂漠の策略に英国の名誉を預けてしまったらしい」と呟きつつ、杯を手に持ったまま固まった。ファイサルは「さあ、ロレンス殿、英国を説得する策を考えたまえ」と肩を叩き、ハレムの帳の向こうでハディージャが微笑むのが見えた。彼女が「少佐、また遊びにきてね」と囁くと、ロレンスは「また来いだと?次はハシッシュなしで勝負してやる」とシニカルに笑い、頭を振って現実に戻ろうとした。


 その後も、ロレンスはファイサルの屋敷を出入りし、アラブ反乱を支援し続けた。しかし、ハディージャの誘惑が頭をよぎるたび、「砂漠の女王に理性が負けるなんて、英国の紳士としてどうなんだ」と自嘲しつつ、彼の任務と心の間で揺れる日々が続いた。


 実は、ハディージャはあの夜以来、ロレンスに心を奪われていた。彼女はファイサルの目を盗み、四度、彼を誘惑する機会を窺った。最初の一度は、月明かりが砂漠を銀色に染める夜だった。彼女はラクダの背に隠れ、ファイサルの屋敷から離れた別邸のテントにロレンスを誘い出した。テントの中は薄絹の帳で仕切られ、燭台の灯りが彼女のオリーブ色の肌を妖しく照らした。


 ハディージャは「少佐、あなたなしでは砂漠が冷たい」と囁き、彼の首筋に指を這わせた。ロレンスは「これは任務の範疇を超える危険だ」と呟きつつ、彼女の柔らかな胸に手を伸ばし、熱い肉の柱を彼女の蜜の花園に沈めた。二人は砂漠の風がテントを揺らす中、汗と蜜にまみれて交わり続けた。


 二度目は、砂嵐が遠くで唸る昼下がりだった。ハディージャは水汲みの名目でロレンスを別邸に呼び、彼をテントの奥に引き込んだ。彼女は薄い衣を脱ぎ捨て、「少佐、私をあなたのオアシスにしてください」と誘うように腰を振った。ロレンスは「ハシッシュなしでこれほど惑わされるとは」と笑い、彼女の太腿を掴んで肉の柱を深く押し込んだ。テントの外で風が唸る中、彼女の喘ぎ声が響き、二人は絡み合う影を帳に映した。


 三度目は、星が砂漠を覆う深夜だった。ハディージャはファイサルの留守を狙い、ロレンスに密かな伝言を送り、別邸のテントで待った。彼女は金の鈴を手に持つと、それを鳴らしながら「少佐、この音が私を呼ぶ合図よ」と微笑んだ。ロレンスは「君の策略はファイサルを超えるな」と皮肉りつつ、彼女の花園に舌を這わせ、熱い滴を放つまで交わり続けた。テントの中はジャスミンの香りに満ち、二人の吐息が夜を淫靡に染めた。


 四度目は、朝焼けが砂漠を赤く染める時だった。ハディージャは最後の賭けとばかりにロレンスを誘い、別邸のテントで彼を待ち受けた。彼女は「少佐、私を忘れないで」と涙ぐみながら彼に跨り、蜜の花園で肉の柱を締め付けた。ロレンスは「忘れるも何も、君は私の砂漠の呪いだ」と喘ぎ、彼女の動きに合わせて腰を振り、熱い滴を彼女の中に注いだ。テントの外で朝日が昇る中、二人は最後の交わりを惜しむように抱き合った。


 ファイサルの策略は功を奏し、ロレンスは英国にアラブ独立を認めさせる交渉を進める羽目になったが、彼の心には砂漠の夜の甘い記憶が、ハディージャとの四度の蠱惑的な逢瀬と共に、深く刻まれていた。


 ある日、ロレンスは砂漠の陣営でファイサルの部下と作戦を練っていた。ふと、ハディージャが贈った小さな金の鈴が彼のポケットから転がり落ちた。部下が「少佐、これは何でありますか?」と尋ねると、彼は「ふむ、砂漠の女王からの戦利品だ。私の理性の墓標でもある」と苦笑しつつ、それを拾い上げた。この鈴は、あの夜の記憶を呼び起こし、彼の決意を一瞬揺らがせたが、ロレンスは「次に会うときは、私が主導権を握る」と呟き、任務に集中した。



◯T.T.ロレンス(トーマス・エドワード・ロレンス):

英国陸軍少佐。第一次世界大戦中、アラブ反乱を支援した実在の人物。知性とシニカルなユーモアを持ち、本作では砂漠の誘惑に翻弄されつつも皮肉で応じる。


◯ハディージャ:

ファイサルの第四婦人。可憐な美少女で、ハレムの侍女としてロレンスを誘惑し、ファイサルの策略に一役買う。オリーブ色の肌と大きな瞳が特徴。


◯エリザベス・マーガレット・ハミルトン:

ロレンスの許婚。1890年生まれ、27歳。ロンドンのハミルトン家出身の貴族令嬢で、オックスフォードで歴史学を学び、外務省で働く才女。金髪に灰色の瞳を持ち、気品と知性を備える。ロレンスと1915年に婚約したが、任務で疎遠に。


◯ファイサル・イブン・フサイン:

アラブ族長。大アラブ王国を夢見る指導者で、オスマン帝国からの独立を目指す実在の人物。老練で狡猾、策略家としてロレンスを利用する。


◯サミラ:

ファイサルのハレムの侍女。黒髪と金の腰帯が特徴で、ベリーダンスでロレンスを魅了する。 ベドウィン出身の率直さと知恵。砂漠の荒々しさと女としての自信を持つ。


◯ナディア:

ファイサルのハレムの侍女。紫のヴェールと豊満な体型で、妖艶な動きを披露する。ダマスクス出身の狡猾さと哀愁。商人の血と過去の傷を匂わせる。


◯アリヤ:

ファイサルのハレムの侍女。緑の瞳と金のリングで、ロレンスの心を揺さぶる。南アラビアの知性と冷たさ。交易の知識と観察眼でロレンスを試す。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る