第4話 

 この世界のカードは面白い物である。まさに不可思議。落ちていたり、パックに紛れ込んでいたら気づいたらデッキに。更に不可思議なのは、何故か何処からか宅配されたり、寝てたらカードを持って行ったり。

俺が経験した中で1番意味がわからないと思ったのは母さんが冷凍食品買って、袋を開けたらそこには冷凍食品ではなくカードが3枚。結局その日は食えなかった。


 「刑武君って、カードショップ行ったりするの…?」


話かけてくれてるのは強盗戦の時に頑張れって!応援してくれた楠木くすのきさんである。

因みにクラスで唯一話かけてくれるのはこの子だけである。

この子も2ヶ月ぐらい話かけてこなかったけど…。

話かけろって?怖がられてるのにどうやって会話するんだよ!!


 「んーん。最近引っ越して来たからここら辺あんまりわかってないから行ってないや」


 「じゃあ、その今度の土曜日私の行きつけのカードショップに行かない…?」


「ええ!!いいの!?行く!!」


「行こ行こ!!楽しみ」


 「じゃあ私とデュエルチャット交換してくれる…?」


「勿論!!」


デュエルチャットとは、スマホのメールみたいな物だ。この世界の物はなんでもデュエルとつければいいと思っている。


 「えへへ〜楽しみだねー」


これが人生1週目だったら惚れ散らかしていたであろう。

 

 結果今度の土曜日に2人で行く事になった。

 友達と出かけるという意味ではものすごく楽しみだ。

だが、デュエルショップ自体はあまり楽しみではない…。 


この世界には、マイデッキが1個ある。それは、何処かしらでデッキを入手したら運命的な、

 まあよくわかんないけど相性がいいデッキがあってサブデッキなんて概念は存在しないんだよ。察しろ。

 

 そしてごく稀に強すぎるデッキには制約という物がある。

 例えば、デッキは60枚ではなければデッキは使えない。火属性と水属性しかデッキに入れれないなどがある。


 そんな中で俺のデッキは勿論制約が。

 全知全能の神ミヒャルデが入っているデッキしか使う事ができない。ハイランダーで60枚。種族は人類族・天使族・悪魔族・神族しか入れられない。

1番しんどい制約が、全知全能の神ミヒャルデに認められる又は、同等かそれ以上の力を持っていなければならないである。


 そのため、今のところ一番最初に入手したデッキ以降追加カードは一切ない。だからカードショップに行っても意味がない…。


 では断れば良いだろと思うかもしれないが、いや、11年生きて来て友達が初めて出来たのに断るという選択あるわけないだろ!!


 正直言って楽しみすぎるだろ。早く土曜日になれ。




---作者から---

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