第26話 暗い過去(17)

「……話の方は三島さんのお母さんと話しの方は済んだ。納得してもらったとこちらは、そのように認識しているのですが。それでも貴方は気に入らないと……」


 絵里ちゃんの元彼の父親は、自分の息子がしでかした大変なこと……。


 そう人の命にかかわることを平然とやってのけた癖に、自分たちのことは棚上げしで、家のアラサー社長さんと下向き、震え、怯えている絵里ちゃんへと怪訝な表情……。大変に不機嫌極まりない声音で家のアラサー社長さんへも威嚇するように告げたけれど、


 家のアラサー社長さんはもう、可愛い絵里ちゃんためならば出るところまで出て決着をつけるつもりでいるから。


「ああ、そうですか、あれとどんな話を電話でしたのかは、その時に自分は仕事から帰宅をしていなかったので知りませんが。先ほど絵里から、お宅の子供さんの子供を妊娠した。妊娠する行為にあたって、子供ができたら家の絵里も大変だから避妊を要求したけれど。妊娠したら自分が責任をとる! そして結婚をしようとちゃんと告げたらしいじゃないですか。だから家の絵里もお宅のお子さんの言葉を信じて許可をしたのに。いざ出来たら自分の子供ではない、他人の子だと……。それって結婚詐欺ではないのですか?」




(お願い)


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