第23話 暗い過去(14)

 まあ、それぐらい憤怒した家のアラサー社長さんだから、絵里ちゃんの話をかくかくしかじかと聞けば、彼は絵里ちゃんの華奢な二の腕を掴んで、直引っ張り、立ち上がれと無言で告げながら。


 あっ! えっ! と驚嘆している絵里ちゃんへとね。


「絵里ちゃん! いくぞ! 彼氏の家に! 俺が奴と向こうの両親と話しをしてやる! 責任をとるようにと!」


 家のアラサー社長さんはにね、絵里ちゃんへと荒々しく告げたんだ。


 このまま相手と相手の両親に言われっぱなしで終わらして、妥協をしたらいけないと。


 それと絵里ちゃんはまだ彼氏のことが好きなんだろう? ちゃんと話をしないといけないよ! 絵里ちゃんも自分の人生をかけ、このひととならば生涯一緒に連れ添いつつ老いていってかまわないと想い、最後のところを許したわけだから。


 このまま曖昧や泣き寝入りで終わらしたらいけないよ! 絵里ちゃんはお腹の子供は、あの男の子で間違いないと確信をしているわけだから。


 こちらも相手側に言いたいことを言いにいくぞ! 向こうは絵里ちゃんのことを母親だけの片親だとバカにして言いくるめてきたわけだから。




(お願い)


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