第11話 暗い過去(2)

 でッ次は?


「うわぁあああっ! 出たぁあああっ! お化けだ! お化けが出たぁあああっ!」と。


 近所迷惑になるくらい大きな声をだし、その場で腰を抜かしたように座り込むけれど。


 ……ん? 絵里ちゃんか? 


 家のアラサー社長さんは絵里ちゃんは最初こそ、うわぁあああっ! わぁあああっ! 出た! 出た! お化けが出た! くわばら、くわばら、助けてくれ! 許してくれ! 俺がわるかった! 頼むから成仏してくれ! おねがいだ! 南無、南無……と。


 まあ、家のアラサー社長さんは、自分の顔の前で大袈裟に両手を振りつつ、彼がお化けだと思っている、絵里ちゃんへと何度も詫び、さびを告げ、謝り続けると。


「おじさん……」と絵里ちゃんが泣き声で彼のことを呼んだから。


「も、もしかして、絵里ちゃんか?」


 家のアラサー社長さんは呆然とした様子で泣いている絵里ちゃんへと言葉を返し、本当に彼女なのかを確認をとればね。


「うん」と絵里ちゃんが頷いて冒頭のシーンの通りだ。


 今の彼女は家のアラサー社長さん一筋……。


 まあ、古い言葉でと言う奴で男遊びもしないし、友人たちから合コンに誘われても首を振る……。


 そしてあの小悪魔容姿だから、絵里ちゃんの友人の男友達から紹介をしてくれとか、絵里ちゃんが知らない合コンを組まれて、友人たちに憤怒して帰ることも度々ある、異性に対して固い、ガードは強い、JK少女だけれど。


 以前の彼女はチョイワルの派手な容姿を見ればわかる通りで、異性との交流……。火遊びの方も盛んで……。



(お願い)


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