第10話 暗い過去(1)
「……どうしよう、おじさん……。絵里……。今の彼氏の子供を妊娠したみたい……」
「う、うそ? ほんまか、絵里ちゃん?」
「う、うん……。妊娠検査薬で調べたから間違いない……」
「そ、そうか?」
「うん」と頷く彼女……。
そう冬服姿でいる僕【芋かりんとう】や他のお菓子、豆菓子、珍味、ドライフルーツたちの小悪魔アイドル……。チョイワルな絵里ちゃんだけれど。
あれ? 可笑しい? と思う人たちも沢山いると思うから、僕【芋かりんとう】が少しばかり説明をするけれど。
これは今の春ももう直ぐ終わり、もう既に露が訪れつつある、先ほど家のアラサー社長さんへと。
「おじさん~、今晩ねぇ~! ママと由美にはうちから連絡入れておくから~。マンションに迎えにきてよ~! おじさん~!」と。
涼し気、爽やかな、夏服姿……。高校指定の開襟シャツをだらしなくボタンを外し、赤いリボンも乱れて結んでいるチョイ悪だが、家のアラサー社長さんに対して好意があるから明るく手を振り続け、愛嬌を振り撒いて、彼の視界から消えていった押しかけ彼女ぽくなっている、小悪魔絵里ちゃんではなく。
去年の秋の、冬服のブレザーの制服姿で、家のアラサー社長さん家……。
それも家のアラサー社長さんが帰宅をするまでは室内の電気を切ったままリビングで体操座りをした絵里ちゃんなのだが。
家のアラサー社長さんも家の電気が消えた状態だから、最初はリビングに絵里ちゃんがいる……。
それもシクシクと涙を漏らしつつ体操座りをしているなんて思ってみなかったからね。
家の廊下の電気をつけると彼は「フン、フン、フ~ン♪」と鼻歌交じりでリビングダイニングの部屋へと向かい、室内の電気をパチ! と点け、リビングダイニングの部屋に灯を入れると。
「わっ!」だよ。
家のアラサー社長さんは絵里ちゃんが体操座りで泣いている姿を見て最初は驚嘆した。
(お願い)
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