第9話 アラサー社長とJK少女(7)
だから他人の目があろうとも、家のアラサー社長さん公認の彼女だと勘違いをして、慌てて彼の二の腕に甘えるように抱きつき絡んで、まだ発達途上の胸をスリスリと擦り付けながら。
「……おじさん、今週の土日なんだけれど。絵里、アルバイトにきてもいいかな?」と甘え声音で尋ね。
「それとおじさん、袋詰めのアルバイトあるかな? あれば絵里するけれど。どうかな~?」と。
絵里ちゃんは只今超御機嫌だから、家のアラサー社長さんから離れたくはない。彼の身近にいたい。
だから家のアラサー社長さん公認で彼の家を独占と……。部屋チェック!
自分以外の女性の影がないかも調べたいから、家のアラサー社長さんに僕【芋かりんとう】たち、お菓子を一袋に小分けをするアルバイトの仕事はないか? と甘えながら、ウリウリと胸でしつつ誘うように尋ねるけれど。
家のアラサー社長さんは絵里ちゃんは、いつまでも小さな絵里ちゃんだから気にもしない、素知らぬ振りで。
「う~ん、そうだな~?」と考える人へとなり、少しばかり呻ると。
「うん、あるよ。絵里ちゃん……。頼むわ、アルバイト」と告げる。
だから絵里ちゃんの心の声は、やり~! これでOK~! 絵里は太ちゃんの部屋の家探し……。絵里以外の女性の髪の毛が落ちていないか、下着がないか……。
それと太ちゃんコ○ドームを隠し持っていたはずだから、数のチェックもしてと……。
怪しい雑誌があれば全部破棄! 捨ててやるのだから! プンプンと思うから。
絵里ちゃんは、家のアラサー社長さんの家を独占……占領できるから、また上機嫌で。
「うん、ありがとうね、おじさん」と。
キャピキャピと嬉しそうに言葉を返せば。
「──じゃ、おじさん! 絵里は学校へといきます!」
上機嫌の絵里ちゃんは、家のアラサー社長さんの二の腕に胸挟みで甘える行為を辞め、彼へと敬礼──!
自分が通う学び舎のハイスクールへと隊長向かいますと告げるから。
「はい! わかった、絵里一等兵! 無事の帰還を待っているぞ!」と。
家のアラサー社長さんも絵里ちゃんへと敬礼──ノリよく言葉を返せば。
「マジできをつけて学校にいけよ。絵里ちゃん……」
物語の主人公がヒロインへと告げる死亡フラグみたいな言葉を継げるけれど。
それでも絵里ちゃんは只今幸せ……。昔のような不幸な出来事は二度も三度も起きないから、家のアラサー社長さんへと元気に明るく……。
まあ、チョイ悪の絵里ちゃんだけれど、それでも年頃のJK少女たちと変わらぬ笑みを浮かべながら、自分が通うハイスクールへと、家のアラサー社長さんへと元気よく手を振りながら、走って向かう。
そんな彼女……。元気で明るい絵里ちゃんの顔と容姿を見れば、家のアラサー社長さんへはホッと安堵……、胸を撫でおろしながら。
「もうだいじょうぶみたいだな、絵里ちゃんは……」と呟くのだった。
だって彼女は以前、心に大変な傷を負った経験がある少女だから、家のアラサー社長さんは、自分の娘のように可愛い絵里ちゃんの心と身体が心配でならないから。
彼は不安そうな顔でいつまでも絵里ちゃんの背が小さく点になるまで見詰め続けるのだった。
◇◇◇
(40)
(お願い)
レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます