第6話 アラサー社長とJK少女(4)
「いらないと言っているでしょう!」
と重たく、重圧ある声音……。
そうまるで家のアラサー社長さんの嫁の如く振る舞いで告げるから。彼の方が逆に委縮してしまい。
家のアラサー社長さんはおどおどと、絵里ちゃんの顔色を窺いつつアルバイト代を受け取って欲しいと説明をした。
そして最後に家のアラサー社長さんは女神さまへと嘆願するかのように両手を合わせ絵里ちゃんへとアルバイト代を受け取って欲しいと嘆願をした。
「いらない」、「いりません」、「フンだ!」
絵里ちゃんは自分の華奢腕を組み、仁王立ちしながら、家のアラサー社長さんへと首を振る。
それでもだ! 家のアラサー社長さんの方も未成年者をただ働きさせたと世に広まると大変……。
特に今の令和の世はSNS時代……。エ○クス等で『あそこの店知っている? 可愛い女子高生を一時間だけだから、まあ、いいか? と無償で働かせたらしいよ?』と投稿され。
『えっ!』
『嘘!』
『本当に?』
『やだ~!』
『冗談でしょう?』
『いや、本当だって』
『マジかぁ~!』
『やべ~!』
『ブラック!』
『鬼畜だ~!』と。
アラサー社長さんが超悪人だとSNSで世界中の発信される方が彼的には本当に不味い……。
今後の商いにも支障がでる……。取引先などから、今後二度とお宅とは商売ができないと個人での卸業や問屋さんへのメーカーとしての卸業にも支障が出る可能性があるから。
「絵里ちゃん~、頼むから~、受け取ってよ~!」
家のアラサー社長さんは絵里ちゃんへと両手を合わせ嘆願……。南無南無と拝み、奉り、嘆願をするのだけれど。
「いや~! 絵里はいやだからね、おじさん! 絶対にアルバイト代は受け取らないから~!」と。
家のアラサー社長さんが両手を合わせ嘆願をしても、彼女は可愛くソッポ向くのだ。
だって絵里ちゃんはアルバイトがしたく……。
そう家のアラサー社長さんに自分の可愛いJKの制服姿を見せ、萌え萌え、キュン! と胸の高鳴りを誘うためにきただけ……。
そう絵里ちゃんは何故か、家のアラサー社長さんに好意があるから、彼にじゃれ甘え、ラブラブを朝からして堪能をしたいから寄り道をしただけ。
しかし、そんなことを家のアラサー社長さんは知らない……。
そう彼は絵里ちゃんの乙女心には気がついていない、多分……?
「……だけど絵里ちゃん、そう言わずに受け取ってちょうだいな……。このままだとおじさん、未成年者を無償で働かしたことになるから」
家のアラサー社長さんはまた絵里ちゃんへと嘆願をする。
「うぅん、アルバイト代はいらないよ。絵里は十分すぎるくらい、おじさんからアルバイト代はいただいているから、これ以上はいりません」
やっぱり家のアラサー社長さんがまた絵里ちゃんにアルバイト代を受け取って欲しいと嘆願をしても、彼女はまた『プイ!』とそっぽ向き、素知らぬ振りを決め込むのだけれど。
今、絵里ちゃんの口からもでたけれど。
実は彼女は僕【芋かりんとう】たちのアイドルでもあるけれど、土日祝日……。春休み、夏休み、冬休みと……。
絵里ちゃんが用事……。友達等と遊んだりしない時は、おじさんのお店のアルバイトをしている、お店の看板娘でもあり。
僕【芋かりんとう】や他のお菓子、珍味、ドライフルーツ、健康パウダー等の小分け、袋詰めは、家のアラサー社長さんとエリちゃんの二人がしているんだよね。
だから先ほど絵里ちゃんが家のアラサー社長さんの指示も無く、平然と店だしの準備を馴れた手つきでできるのは、そのためなんだよね。
まあ、そんな理由もあるから絵里ちゃんは家のアラサー社長さんからのアルバイト代は常日頃から沢山もらっているから、いりません! と拒否をする。
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