第4話 アラサー社長とJK少女(2)
ワナワナ、プルプルと身体を震わせながら。
まあ、それでもさ、絵里ちゃんは、こんなおっさん……。明るさと口の上手さ、女性を口説くのが得意なだけが取り柄のアラサー男に対して好意があるし。
家のアラサー社長さんが絵里ちゃんに学校が遅れるから善意で早く学校にいけ! 遅れるぞ! 遅刻をするぞ! と言ってくれているのは、絵里ちゃんも理解ができていると思うから。
僕【芋かりんとう】やその他のお菓子や豆菓子、珍味にドライフルーツたちも、僕たちのアイドル絵里ちゃんへと。
どうどう……。絵里ちゃん落ち着いて……。
その荒ぶれた気持ちをどうか押さえて! お静めてくだされ! おねがいしますじゃ~。
はっ、はぁ~、はぁ~! と。
まあ、こんな感じで大○神さまでも静めるように、みんなで絵里ちゃんへと土下座をしながら仰ぎ、奉り、拝み、荒ぶれた気を静めてちょうだいな、と思う訳です。
はい。
だから絵里ちゃんの真っ赤になった顏とプルプル、震えは、僕【芋かりんとう】他、お菓子、豆菓子、珍味にドライフルーツたちの祈りのお蔭で収まり。
「うん、わかった。じゃ絵里、学校へといくね、おじさん!」
絵里ちゃんは家のアラサー社長さんへと取り敢えず、プンプンとツンツンの口調でね、アオハラ……。
そう彼女は青春物語のヒロインさまのような口調、仕草で言葉を返すと踵を返し、不貞腐れた様子でアラサー社長さんの側から離れ歩き始めるから。
家のアラサー社長も絵里ちゃんの華奢な背を見て首を傾げ、また出店準備の作業を再開するけれど。
家のアラサー社長は少しばかり作業を始めだすと直ぐに「あっ!」と声を上げるのだった。
◇◇◇
「絵里ちゃんー! 絵里ちゃんー!」
家のアラサー社長さんは早朝の青空の下──僕【芋かりんとう】他、メンバーたちが推し活している、アイドル絵里ちゃんの可愛い制服姿の背へと大きな声で彼女の名を呼び。
「待ってくれー! 待ってくれよー! 絵里ちゃんー! 頼むから待ってくれよー! 絵里ちゃんー!」
家のアラサー社長さんは絵里ちゃんの背に待ってくれとも叫ぶものだから。
フン! もう知らない! おじさんなんかもう大嫌い、じゃなく……。好き……。好きだけれど……。朝の清々しい顔をした絵里のJK制服姿を二度と見せてはあげないんだからね。プンプン……。
まあ、実はこんな感じで不満を呟き、不貞腐れながら歩き、自分が通う学校へと向かっていた、僕【芋かりんとう】他、お菓子、豆菓子、ドライフルーツたちのアイドル、チョイ悪のJK少女の絵里ちゃんだけれど。
家のアラサー社長さんの声が聞こえるから、彼女の耳が可愛くピクピクと動き、鼓膜と脳を刺激するから。
絵里ちゃんの超不機嫌はまた収まる。
それでも絵里ちゃんは踵を返すと家のアラサー社長さんへと向け、不機嫌な顏、様子でね。
「……何、おじさん?」
彼女はツンツンと声を返した。
「これ、これ、絵里ちゃん……。これを渡すのを忘れていたよ……。大した金額じゃないけれど。ほら、これ、アルバイト代だ、絵里ちゃん……」
絵里ちゃんがツンツンと家のアラサー社長さんへと何の用事かと尋ねれば、彼はアルバイト代だと彼女の予期せぬ言葉を告げ、1000円手渡してくるから。
「おじさん、何で絵里にアルバイト代?」
絵里ちゃんは可愛く首を傾げながら尋ねるけれど、家のアラサー社長さんは、先ほどからの彼の様子を見ればわかる通りで、僕【芋かりんとう】たちのアイドル絵里ちゃんのことを一人の女性だと見てはいないから。
絵里ちゃんがいくら可愛く首を傾げようが、乱れたカイキンシャツの首の胸元から彼女の魅惑的とか、可愛いブラジャーや加工した短い制服のスカートから時々チラリズムで見える見妖艶パンティーや可愛いパンティーがチラチラと見えようと言うか?
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