章介の葛藤、簿記札をやめろ!!
二回戦も一回戦の余韻が冷めぬまま、実施された。
「辻さん、よろしくお願いします」
と握手をしようとしたら
「ふんっ」と握手拒否をして、客席の岩下と暮村が態度にカチンと来ていた。
「なんだよあのオッサン、態度悪いな。大会来んなよ」
「周藤会長、今回ばかりは擁護出来ませんね。章介くん達が世界を救った意味がないじゃないですか!!」
ルアードはコーヒーを飲みながら、辻を気にしていたが、あの木田って彼簿記札をやる資格ないなと考えていたが、対抗側客席に栞菜にも厳しい目を向けていた。
(つまらない大会だな、ボクがブラジルから来た目的がこれとはな。協会も落ちたね)
一課目
20000 20000
辻はカードを展開してから、章介を揺さぶる
「君のような子供の来る大会じゃない。棄権して帰りなさい」
「何言ってんだんだよ。まだ何も」
「何の覚悟も信念もない君に時間を割くのが無駄なんだよ!」
「てめえ!」
「俺はカウンターカード 持ち札没収を提示 全部捨てやがれ!あんたのムカつく持ち札を」
と持ち札をケースに入れて捨てた。
「冷静でいられないのは君が弱いからだ 今の君に興味はない 失せろ!」
三課目で辻はカードを4枚加える4つの金塊を提示する。
「そして、このカードで君との無為な時間を終わらせる!傾く天秤を提示 これが出された時、相手は敗北しか選択できない!消え失せろ!木田章介っ」
「う、うわああーーー」
なんとも無様な敗北に栞菜は悔し泣きし、暮村は頭の血管が切れてしまうくらい激昂。「あの人出禁よ 早く追い出して!あれでよくプロを名乗れたわ」
観戦していた岩下も「くそが負けやがって」と章介の腑抜けさに諦観し、かえではボソッと呟いた「負けたほうが悪いじゃん。バカ章介」と言う。
ルアードは章介の敗北にノーコメントだった。
会場がお通夜のように静寂に包まれていた。
つづく
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