第2話 最初に決めること──「縦書き」か「横書き」か

 まず最初の分かれ道になるのは、「縦書き」か「横書き」か。


 電子書籍用ではなく、ペーパーバック・ハードカバー用ではあるが、縦書きでも横書きでも、KDP側でサンプルのWordファイルの用意がある。

 https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201834230


 第9話で説明する「ペーパーバックの作成」に興味がある場合は、出来上がりの本のサイズを意識して、Wordファイルを選ぶとよい。

 電子書籍のみ作成の場合、それほどサイズを意識する必要はないが、デバイス(タブレット、スマホ、Kindle端末)に近い大きさにしておくと、表示したときのイメージは湧きやすい。


 自分で設定する場合、Wordファイルの書式設定については、下記に詳細が記載されているので、最初に確認しておくとよい。

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200645680



 「縦書き」か「横書き」かで、読者への印象が変わってくるようだ。

 そして、作業量については、間違いなくここが分かれ目。


 この辺は、Amazonのレビューをくまなく読んだわけではなく、インターネット上の二次情報からわたしが判断したものなので、参考程度に考えてほしい。


■縦書き

<メリット>

・書籍作品の小説の読者のほとんどが、縦書きに慣れている。


<デメリット>

・縦書きにともなう修正作業が必要になる。


■横書き

<メリット>

・Kindle化にともなう追加作業が減る。

・数字やアルファベット、図案を多用する本の場合は、読みやすい。


<デメリット>

・Kindle利用者(小説の読者)からは、「読みにくい」と指摘されることもある(らしい)



 で、実際わたしがどちらを取ったかというと、「縦書き」だ。

 やはり文章が多い小説(童話)という形式なので、書籍として手に取ってもらいやすい方を優先した(絵本だったら、横書きにしたと思う)

 下記は、Wordファイルでの作業内容だ。


■縦書きにすることにより生じる作業

①数字を漢数字に変更

②記号を変更、または「縦中横」で縦向きに修正

③アルファベットを全角に変更 ※今回わたしの作品では、対象なし

④句読点のバランスを、縦書きレイアウトで見ながら調整

⑤改行によるスペースの空き/詰まり具合を、縦書きレイアウトで見ながら調整


 他にも、横書き・縦書きにかかわらず、追加で必要な作業はあるので、これは次回説明する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る