第3話 共同で出陣しました。

上杉謙信、上杉家から書状で回答がきた、我が領内の保証と

信長様の息子を養子として欲しいとの事。上杉謙信は結婚しなかったんだよな。

一生独身、子供は人質みたいなもんだね。

あまり無理な要求はしてこなかった。僕はほっとした、女なのかな?


織田軍と徳川軍の連合軍が共同で甲州 甲斐の国へ攻め入りました。


武田信玄といえば風林火山ですよね。


はやきこと風の如く  疾如風

しずかること林の如く 徐如林 

侵略すること火の如く    侵掠如火

動かざること山の如し    不動如山


旗に風林火山を掲げ騎馬隊で突撃するイメージの武田信玄ですが

甲陽軍鑑 兵法書 騎馬隊より得意な戦法です。


中国式 陣形が有名です。


【鶴翼の陣】 部隊を翼の様に広げる真ん中に敵を誘い込む

【車懸かりの陣】 部隊を円状に配置し回転しながら戦う


部隊を取りまとめるのは軍師 山本勘助です。


今回は軍師の采配による戦いになりそうだな。

僕は片目のない山本勘助を想像した。


兵法おたくと戦うのか。

僕は簡単に勝てる 相手ではなさそうだと思った。


騙し騙される。相手の裏の裏をかく戦い。


武田信玄は完ぺき主義者ではなかったと聞ききます。 五分勝てれば良い。今後の励みになる。 七分勝つと気持ちに怠りが生じ 十分勝つと慢心して敵にスキを見せてしまう。 今までとは違う戦いになるなと僕は直感で感じていた。


僕は馬上から号令をかける。


「全軍出撃!敵は甲斐の虎、武田信玄!」

尾張から出陣した僕の陸軍は壮観だった。


装甲車部隊30車両

槍の部隊

盾の部隊

くの一の部隊(情報収集・暗殺担当)

ハングライダー部隊(空中偵察・奇襲担当)

火炎点火部隊

カタパルト部隊

クロスボウガン部隊

全員、尾張名古屋からの出陣でテンションを上げた。




信長様は馬上で立ち上がり、兜を乱暴に脱ぎ捨てた。

目ぇは血走っとって、口の端は歪んどる。


「おいコラァァァ!!

武田ァ!! 甲斐の山猿どもォ!!」


周囲が一瞬、静まり返る。


「風林火山?

笑わせるなやボケェ!!

風がなんだ、林がなんだ、山がどうしたぁ!!」


馬腹をドン!

と蹴り上げ、信長様が怒鳴る。


「まとめて踏み潰したるわァ!!

今日ここで武田家、根こそぎ叩き潰して

骨も血もウンコも全部、甲斐の土に混ぜたる!!」


兵たちがざわつく。


「聞いとけや!!

武田信玄ァ!!

お前の騎馬隊? 無敵?知るかタワケ!!」


信長様、唾を吐き捨てる。


「尾張の連中はなぁ、

怖ぇ思たら余計に前へ出るんや!!

ビビって逃げるくらいなら、噛みついて死んだ方がマシだがや!!」


刀を天に突き上げ、絶叫。


「武田家を――

ぶっ殺して、ぶっ壊して、跡形もなく討ち滅ぼしたるわァァァ!!」


「一人残らずや!!

馬も人も城も家も!!

全部じゃボケェ!!」


信長様の怒号に、尾張勢が一斉に応える。


「おおおおおおお!!」


柴田勝家が歯を食いしばる。

「……さすが殿や。頭おかしいわ(褒め言葉)」


秀吉が苦笑しながら呟く。

「こりゃ退く選択肢、最初から無いですな……」


信長様は最後に低く唸る。


「行くぞ尾張ァ!!

甲斐の虎やろうが関係ねぇ!!今日は虎鍋じゃ!!」




僕は馬上で、仲間たちのやり取りを見てニヤリ。

これぞ尾張の連合軍……ちょっと笑えるけど、頼もしいな。


僕は心の中で決意した。

(武田信玄、相手にするには策と勇気がいる……でも、この布陣なら何とかなるかもしれん)

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