第四部 甲信越地方編

第1話 同盟を結びに行きました。

毛利軍は現在、尼子軍と大友軍と激しい戦闘をしていた。

僕は尼子軍の援軍に秀吉さんの軍を向かわせます。

毛利軍と信長軍は長い争いとなります。毛利軍強し・・・・


ということで、武田軍を迎え撃つ事にしました。

武田軍は上杉軍と12年間に5度も衝突しています。宿命のライバルという奴です。

上杉軍と徳川軍と信長軍の包囲網で武田の騎馬隊を打ち崩せるはず。


単純な戦略決定です。


僕は上杉謙信に同盟を結びに明智光秀と旅立ちました。

浅井家と朝倉家の婚姻関係の領地を通らせて頂きます。

現在の新潟県の辺りです。寒いデス。


僕は今、明智光秀と一緒に越後の国を目指していた。

目的は、武田軍迎撃のため上杉謙信と同盟を結ぶこと。

馬上から見下ろす雪深い道、遠くに凍てつく山々。寒すぎる。


「越後の虎かぁ……明智君、どんな奴なんだろう?」

僕は馬に揺られながら明智光秀に話しかける。


「上杉家の旗印は龍です。越後の龍とも呼ばれております。」


「虎でもあり龍でもあるのか……どっちも怖すぎるな。帰りたくなってきた……」

馬上で僕は心の中で小声でつぶやく。

毘沙門天の像を想像する。戦神の化身……

こんな人と同盟なんて、絶対無理だろう。魔王信長様のこと、嫌いそうだし……。


僕のデータ(上杉謙信を前にした分析)

名前:上杉謙信

体格:デカい、馬上でも迫力MAX

初陣:14歳で豪族の首を討ち取り戦場デビュー

戦いのスタイル:先頭に立ち、引き分けはあっても負け知らず

神格化:自分を毘沙門天(戦神)の生まれ変わりだと信じ込む

旗印:『毘』の文字

性格:極度に真面目・融通が利かない・戦の鬼


「いやぁ……この人、マジで戦神のコスプレしてるようなもんだな……」

僕は心の中で呟く。


明智光秀は当然、ピシッと馬上で無表情。

「殿、失礼ですが、上杉家は融通が利かないことで有名です。警戒なさってください。」


「警戒?そりゃそうだよね……でも明智君、君も硬すぎるって!」


馬上で僕は雪を払いながらため息をつく。

明智君、融通ゼロ、硬度MAX……もう氷より固い。


僕と明智光秀の雪山越え


僕らは浅井家と朝倉家の婚姻関係の領地を通過する。

雪は膝まで積もり、馬はズボッ、ズボッ。


「うわぁ、馬が埋まる!明智君、手伝ってくれ!」


「殿、自力でどうにかなさい!」


「えー!自力って……俺も殿なんだぞ!」


雪山越えの途中、僕は何度もこけそうになる。

明智光秀は無表情で馬を操作し、僕の悲鳴を一切無視。

僕は心の中で(こいつ、もう人間じゃない……完全なる戦闘AIだ)と認定した。


馬上で息を整えながら、僕はふと口を開いた。


「明智君、僕もそろそろ結婚したいんだけどさ。」


明智君、ピシッと止まる。


「殿の結婚相手、必ずや私が探して参ります。」


「おお、期待してるよ♪♪」


「徳川家、浅井家、浅倉家の家臣の中から適齢期の姫を選びます。」


「姫様かぁ……顔も見ないで結婚するんだよね。何歳なの?」


「14歳以上のおなごで宜しいでしょう。」


(14歳か……中学3年生か高校1年生ぐらいか……いや、子供じゃん!)

僕は心の中で「ロリコンじゃないぞ、自分!」と必死に言い聞かせる。


「姫様じゃなくてもいいんだけど」


「いいえ。中田玄白様ほどの身分の方が農民と結婚などありえませぬ!」


「そ…そうだよね……明智君、頭固すぎる……」


雪に埋もれそうになりながら僕は叫ぶ。


「おい明智君、もう寒くて死にそうだ!帰ろうよ!」


明智君は無表情で一言。


「殿、帰るなどと甘えるものではありません。戦国の道は前進あるのみです。」


僕は馬上で凍りつきながら心の中で叫ぶ。


「いや、俺、前進じゃなくて撤退希望なんだけど――――!」


馬の背で滑りそうになり、僕は明智光秀の背中にしがみつく。

越後の雪山越え、ここにギャグと絶望の物語が始まるのであった。

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