第4話 ユニークスキルの解放
前回のあらすじ
道具「寸胴の蓋」の活躍により最弱のモンスターであるカブカ虫の討伐に成功した麺汰。しかし彼を待っていたのは借金2000円と宿無し、飯無しの環境であった。
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俺の名前は佐藤麺汰。血まみれになりながらなんとか討伐したカブカ虫30匹の角を納品したところ、借金2000円が残り、加えて今日の宿・飯が無いことが確定した男だ。誰か助けて……。
そんな俺だが、まだ負けていない。なぜなら…なぜなら……レベルが1アップし、スキルポイントが1ポイントもらえたからだ!!!!
「スキルボード」
またも俺の前に五角形が広がる。
「体力」「筋力」「道具」「調理」「味力」の項目。
「この1ポイントは非常に重要だぞ……。まず、道具はないな。包丁に期待しないほうがいいのと、この世界のモンスターの大きさや強さが分からない以上、包丁をゲットすることが得策とは思えない。」
思考を巡らせる。
体力はオールマイティに役立つ気がするが、特筆して成果を出せるわけではない。つまりローリスク・ローリターンか。
筋力は湯切りがどうとか言っていたが、意味が分からない上に、湯切りできたところで今の現状冒険者で稼がないといけないから、いらないな。
調理は将来的には意味があるけど、飲食店に雇用してもらえない以上、今は必要ない。
味力は……もう無視でいいだろう。説明が「お・た・の・し・み♡」とかふざけてる。
つまり体力しかまともなスキルポイント振りができる項目がないということか……?
「よし、順当に体力に振ろう」
指で体力のアイコンにタップする。しかし……。
『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』
よくわからない警告が出てきた。
「は?」
とりあえず警告を閉じて再度体力のアイコンをタップする。
『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』
「……。」
何度も体力のアイコンをタップしスキルポイントを振ろうとする。
『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』『警告!!湯切りを覚えましょう!スキルポイントを筋力に振ってください』
「……。」
麺汰はスキルポイントを筋力に1振った。
『おめでとうございます!道具「テボ・平ザル」所持時にユニークスキル「湯切りLv1」が使用可能になりました。』
「ああああああああ!」
麺汰は寒空の下、初のユニークスキル「湯切り」を覚えた。
寒い……。体を動かすために麺汰は湯切りをした。結局一睡もできず、異世界生活2日目を終えた。
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異世界生活2日目を終えて初のユニークスキル「湯切り」をゲットした麺汰。湯切りによって体を動かし寒さをしのいだ麺汰。異世界生活は甘くないが、スキル「湯切り」の真の実力が開花する。次回!湯切りの神髄!
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