第4話 UFOとジュラ紀の恐竜
植物園の中の
走りの白い
ぐんぐんのびて
まるで宇宙と交信
しているみたい
やはらかく
やあはらかく
包む
「先生、この
「ほんとだ」
生徒は「先生のくせに知らねえのかよ」みたいな顔をして
「だって俺、美術教師だもん」
ああ、そうか。
という生徒の顔は
まだ
なんか、腑に落ちない
らしい。
「先生だからって、なんでも知ってるわけじゃねえんだよ」
だってしょうがないじゃんねえ
虹はボクにそう言って、
顔を
「ボクに言い訳すんじゃねえよ」
「言い訳じゃ、ねえわ」
それで?
ジュラ紀から生きてる樹って
どんな?
ああ。
「それがさ」
恐竜みたいなんだよ。
いや、恐竜は見たことないんだけど、さ
「そらそうだろ」
よくわかんねえけど、
おまえも見りゃわかるよ。
「今度、一緒に行こう」
夏の空は濃くて
息が
つまりそうだ
見たことのない
花が咲いて
知らない
実が
ついて
少しずつ変わりゆく
ものたち
繰り返される膨大な命の遺伝子の中で
まったく変わらないもの
が
ある
ソーダ水ジュラの樹は恐竜の肌
ソーダの粒々は、
夏空と
同じ色
約束したのに
虹
虹
虹!
なんで自分だけいなくなるんだよ
ちぇっ
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