第9話 面接②
メリアの面接が終わっても他の候補生達をどんどんと相手にしていたがどれもこれも癖がつよい。
今回留学しようとしてきてるうちのほとんどはどこかの国の王族や上位貴族、またはそれらの護衛を務めるもの達だ。
正直みんなめちゃくちゃキャラが濃い。正直めっちゃ疲れる。俺はこの内の何人を相手しなければならないだろうか。
「次は、東洋のものか。しかもまたかなり遠くから来たな」
コンコン 「失礼いたします」
おぉ、所作がかなり礼儀正しい。雰囲気で言えば前世で俺がいた日本人にかなりにている。が、かなりの美形だ。前世の記憶はもうかなり薄いがこんなにイケメンな人が日本にいたかと言われるとおそらくいなかった。
「では、お座りください」
「ありがとうございます」
「では、お名前と出身を教えてください」
「名前は出雲 隼人。出身は日ノ本国です」
「あの日の出国と呼ばれているところですか、その系統の血筋の人には会ったことありますがそこで生まれ育った人と会うのは初めてですね」
「いかんせん遠いですからね、今回も私たちの国からは私ともう1人しか来ておりません」
「ではなぜ留学を希望したか教えてください」
この質問は大体皆同じだ、全員俺が教師になると聞いたからと答える。
「万火様が教師を務めると聞いたので」
「万火様?あぁ、フェニックス様の呼び名ですか」
「はい、私たちの国では万の火を使う者、万火として有名です」
「行ったことはないのに有名なのか」
「はい、500年前の大聖戦の時に我々の祖先も参戦しておりましたから。万火の活躍はいまでも有名な話として多くの国民にも知られております」
「それでは次の質問ですが…」
そこからは何もなく面接は終わりもちろん彼は合格になった。そのあと彼がいってたもう一人の面接をしたがまさかの女性だった。しかも従者としてでなく出雲隼人と同じ武士として着ていた。
その者も難なく面接はおわったが。
「これで全員か」
「そうじゃ、まぁ一国から20人までときめたからちゃんとしたものしか来なかったがな。癖のつよいものはいたがそれでも1人も不合格者が出ないのはよかったのじゃ」
「えぇ、最初は一次の合格者を定員ぴったりに取るのはどうかと思ったのですが不合格者は出なかったのでこれでちょうどよかったですね」
「あぁ、そうじゃフェイ」
「なんだ」
「来月ようやく本番の試験じゃろ?、その時実技試験の見届人の一人になってほしいのじゃ」
「別にいいがそれ俺必要なのか?」
「お主が担任になるクラスに欲しいものがいたら指名してよいぞ」
???俺が担任?
「まて、俺が担任になるのか?」
「あれ、言っておらんかったっけ。おぬしは最上位クラスの担任を担当してもらう。お主を特定の教科の担任にするのは難しいからのぉ」
聞いてない。え、俺担任になるの?めっちゃ忙しやつじゃんそれ。
「まぁ、頑張ってくれなのじゃ。先生」
こいつが緑帝時代なら決闘を申し込んでいてもおかしくない。
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