第10話 実技試験
「筆記試験と基礎的な実力を認められた諸君、君たちはここにいれるだけで応募した者の上位3%だ。しかし、この学園にはいるにはそれだけでは足りん。今この場で武術と魔術を披露してもらう。
それでこの学園に入るに足る者と判断された者のみがようやく学園に入ることがかなうのだ。自分は入学は余裕と思っている者、いいのか?今日はフェニックス様自らが視察に来ているというに自らの実力を披露しなくて」
「フェニックス様に実力を披露する機会」
「認められれば担当のクラスに…」
「たしか後継を探しておられるはず」
「私こそがフェニックス様の後継に…」
「あぁ尊い、やはりフェニックス様こそが世界を統治するのにふさわしい」
なんか今年ヤバいやつおおくないか、明らかにダメなのいるし。
しかし、俺のそんな気持ちとは裏腹に教師の演説のあと会場は熱気包まれ雄叫びを上げているものまでいる。
「ふむ、みなかなり実力があるように見える。最近はこういうものなのか」
「お主のせいで世界中から実力者達が集まったからな」
そんな会話をしていたとき一人俺の目に留まるものがいた。
「エルメダ、あいつだ」
「あやつか?あやつはたしか元剣帝の娘じゃ。だが正直親の七光りのようにしか見えん。魔法は5大属性のどれにも適正がないし剣術を特筆するほどの実力もない。筆記試験が辛うじてかなりいいくらいしかとりえがない」
剣帝かやつは4年前の戦いで出た犠牲の一人だ。それにあいつの最期を看取ったのは俺自身だ。
たしかに実力不足に見えるだが、俺は感じたのだやつからかすかな勇者の気配を。
「俺はやつから微かだが勇者の気配を感じた」
「勇者!お主が勇者について間違うとも思えん、となるとホントにあれが500年ぶりの勇者」
だが正直俺も微かにしか感じられん。
「お主が言うならばいいだろう、やつをお主のクラスに配属する」
だが、本当にこのなかではかなり実力が低い方だな。緊張なのか手と足震えてるし。
あ、コケた。
しかし、勇者か。不穏だな
引退したいフェニックス @mocha555
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