第2話 帝会議
ドアのそばに立っていた宮廷騎士に会議室のドアを開けられ中にはいるとすでに俺以外の席は一席を除いて埋まっていた。まぁ緑帝はいつも来るの遅いしこんなもんだろう。
「あら、ようやく来たのフェイ」
入った瞬間水帝であるメリアが話しかけてくる
「時間には間に合っている、問題ないはずだ」
「こういうのは普通もうもう少し早く来るのよ」
「まぁまぁ、フェイは超長寿種だし時間感覚にルーズなんだよ。それに間に合ってるだけメイよりマシだよ」
土帝であるエルが助け舟を出してくれる
「緑帝はもはや遅刻がデフォルトみたいなもんでしょうが」
「まぁフェイが来たことだしもう始めようぜ、緑帝もそのうち来るだろ」
「それもそうね」
「今回は定例会議だから特に議題が決まってるわけじゃないしみんなの近況報告でもしてこうか」
「じゃあ私から行くわ、最近隣国であるバルトリア王国が国境部で何やら怪しい動きをしているらしいわ、正確に言うと物資や部隊が集結気味にあるそうよ。戦争の可能性もあり得るわね、まぁもっとも私とフェイがいればすぐに講和会議が開かれるでしょうけど」
「おい待てなんでお前とフェイなんだよ、俺とフェイだろ」
「いや僕とフェイだね」
「はぁ?弱点を補い合える私とフェイのコンビが一番でしょ」
バンッ
勢いよく会議室のドアが開かれ誰かが入ってきた
「話は聞かせてもらった!最高のコンビは間違いなく私とフェイだね」
「「「遅刻してきたくせに話しに入ってくんな」」」
「みんなひどいよーちょっと寝坊しちゃっただけじゃん」
「お前はいつもそれだからみんな呆れてんだよ」
「まぁそんなことは置いといて、フェイと並ぶのも変な話じゃない?だってフェイに並べる人なんて居ないんだから」
「たしかにそれもそうね」
「じゃあ僕が一番フェイをささえられるね」
「私よ」 「俺だ」 「私だね」
「お前らいい加減にしろ、話がズレすぎだ。それに帝に誰が一番も何もあるか、全員がなくてはならない帝国の重要な者だ。そこに序列など存在しない」
「圧倒的なフェイに言われると説得感ないよね」
「ええ、明らかにあなただけ飛び抜けすぎよ」
「200年間帝国をささえ続けただけはあるな」
「まぁフェイからしたらみんな大事な仲間ってことだよね。そう言ってくれて僕は嬉しいよ」
はぁ、骨が折れる。帝で集まるといつもこうだ。みんなの俺を尊敬する気持ちや好いてくれる気持ちはうれしいがそろそろ疲れてくる。
そろそろ引退も考えたほうがいいな
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