第3話 初任務

 人工悪魔の力を手にして、数日が経ったが対策本部からの連絡は一切来ておらず怜は今まで通りの普通の大学生活を送っていた。

 そんな中、家の中で自分の手にした能力を粗方探ってみて分かったことは5つ


・自分の姿を隠せる隠密スキル

・亜空間魔法による武器の召喚

・毒や呪いなどデバフのオート解除

・何体か闇の兵士を召喚可能

・悪魔の力による飛行


 今のところこの5つの能力が判明しているが、もっと深く追求すれば他の凄い能力も分かると思うが、ここは狭いアパートの中だ。強力な力が出ようものならアパートごと破壊しかねない。

 なのでエピドロメアスに自分の力を大いに振るいたいので対策本部からの連絡を待っているがもうかれこれ3日間も来ていない。

 ベッドで寛いでいると机においてあるスマホが振動し、何の通知なのか確認すると対策本部からエピドロメアスの出現連絡だった。


(ようやく来たか、エピドロメアス······!)


 すぐに着替え支度を済ませ、連絡があった指定の場所に隠密スキルと飛行スキルを使い爆速で向かう。


(居た! あいつがエピドロメアス!)


 怜はエピドロメアスは教科書でしか見たことが無かったが、目的地に着き始めて実態をこの目で見ると教科書で見たものとは別格の悍ましく気色の悪い色をした怪物の姿だった。

 時間を食っていては他の能力者が来てしまう為、速攻で終わらせようと亜空間魔法で短剣を2本取り出し、隠密と飛行スキルを併用して奴らの弱点である後部の目に攻撃を躱しながら回り込み、切り潰す。

 するとエピドロメアスは奇声をあげ爆発し、消滅した。


(この短剣、切れ味凄いな)


 正直短剣の攻撃一発では倒せるとは思っていなかったが、短剣の切れ味とあまりにも高い攻撃力によって一撃で倒せてしまったので驚いた怜だったが、正体を隠さなければいけない現状で、素早く倒せたのは良いことだったと感じた。

 十分後には通報を受けて能力者達が駆けつけてきたが、その頃には既に怜がエピドロメアスを倒していたのでその残穢しか残っていなかった。


「あれ? エピドロメアスが居ない······」


「もう残穢しか残ってないですよ。誰かが先に倒したんじゃないですか?」


「一体誰が······」


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