第2話 真冬ですが…必須アイテムです
多くの人のバッグからプラスチックの白い棒というか柄が見えています。
僕も持っています。
バッグからそこだけ出ています。
真冬ですが…
その柄の先は…
ええ…
うちわなのです。
まだここに来ていない待ち合わせの対象の人が僕に買ってくれました。
僕は用事がありまだ来ないその人の分もいっしょに仕事先から持ってきています。
うちわ…
夏に使いますね。
ですがここでは必須です。
冬ですが…
クリスマスですが…
「パパ待った? 」
待ち人が来ました。
よかった…
「すっごく不安そうな顔をしていたよ…」
「うん…男性ほとんどいないし…」
「まだ時間あるけれどさ…入ろう、どんな席だかわからないし…」
パパ活ではありません。
正真正銘、娘のりほです。
彼女に先導してもらい僕は33番ゲートの荷物検査に並びました。
りほは現在薬科大の5年生、病院実習中です。
この日は17時きっかりに病院を出てきました。
周りの薬剤師さんやスタッフさんから
「今日は早く帰りなさい、16時半だっていいよ、めったに行けないんだから」
と温かい言葉を頂いたそうです。
よかったです、パパもいろいろと一人では不安でした。
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