【放送事故】「君の支援魔法、卑猥だからクビ」と追放された俺、捨てられたSランク美女を『絶頂強化』したら、喘ぎ声が全世界に流出して伝説になりました。~いいぞもっとやれ~
第12話 【感覚共有】Sランク美女2人と『神経接続(リンク)』したら、彼女たちの「感じている場所」が全部わかってしまい、攻略どころではありません
第12話 【感覚共有】Sランク美女2人と『神経接続(リンク)』したら、彼女たちの「感じている場所」が全部わかってしまい、攻略どころではありません
「……ここですね。座標ズレなし」
渋谷ダンジョンの最下層、行き止まりの岩壁の前。 俺は足を止め、何もない虚空を睨みつけた。 傍らには、不安そうな表情のミナと、殺気を漲らせたレナ。そして、世界中にこの映像を届けるドローン『ハチ公』が浮いている。
「ユウト様、ここは行き止まりですが……?」
「ああ。一般の探索者にはな。……だが、俺の【解析眼】は誤魔化せない」
俺は岩壁に手をかざした。 指先から走る青白い光が、岩肌に隠された複雑な魔法陣を浮かび上がらせる。
「……やっぱりな。高度な認識阻害結界だ。帝のやつ、ダンジョンの魔力リソースを勝手に流用して、この奥に『隠しエリア』を作ってやがる」
「隠しエリア……!?」
レナが息を呑む。 俺はニヤリと笑った。
「実は『ジャスティス・ブレイブ』にいた頃から、渋谷の魔力収支がおかしいことには気づいてたんだ。定期的に膨大な魔力が『消失』している地点があるってな」
「えっ? じゃあ、カズマたちも知っていたんですか?」
「まさか。あいつらに報告しても『面倒くせえ』『数字が読めねえ』で一蹴されたよ。……だから、俺が個人的にログを取り続けて特定したんだ」
無能な元パーティがスルーしていた違和感。それを地道な分析で特定していた俺の「準備」が、今ここで最強の武器になる。 俺はカメラに向かって、挑発的に笑いかけた。
「帝、見てるか? お前の最高傑作のセキュリティ……俺がこじ開けてやるよ」
俺は結界の魔力回路の「要」を、指先で軽く弾いた。たったそれだけで、支援術師の精密な干渉を受けた結界は、ガラス細工のように脆く崩れ去った。
パリンッ……!!
空間が割れる音が響き、偽装されていた岩壁が消滅する。その奥に広がっていたのは――禍々しい紫色の瘴気が漂う、広大な未踏破エリアだった。
「……開いた」
「ここが、帝の裏帳簿……『裏・深層』!」
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
侵入者を検知したのか、エリア内に赤い警報魔法陣が展開され、けたたましいサイレンが鳴り響く。 だが、俺たちは止まらない。これは潜入じゃない。正面突破の殴り込みだ。
「行くぞ。不法投棄されたゴミ掃除の時間だ」
俺は先陣を切って足を踏み入れた。 コメント欄が、その光景に爆発的な反応を見せる。
『うわああああ! マジで隠しエリアあった!』
『ユウト君、昔から気づいてたのかよ! 有能すぎだろ』
『カズマが無能すぎて泣けるwww』
『帝のセキュリティ、ワンパンで草』
『完全にカチコミでワロタ』
『ユウト君の「悪い顔」最高』
全世界が目撃した、帝の悪事の証拠。そして、それを暴いた俺の実力。 もう後戻りはできない。
ヴゥゥゥゥン……!!
警報に呼応するように、暗闇の奥から無数の赤い目が光った。 帝が飼っている番犬たちのお出ましだ。
「ッ……! 来ます!」
ミナが叫ぶと同時に、闇の中から巨大な蜂の群れが姿を現した。 『キラー・ホーネット』。 一体一体が牛ほどのサイズがあり、Sランク探索者を即死させる猛毒の針を持つ、空飛ぶ死神たちだ。 その数、およそ500。
「なっ……! 数が多いわ! これじゃ狙いが定まらない!」
レナが細剣を構えるが、額に冷や汗を流している。 彼女の広範囲魔法なら一掃できるかもしれないが、狭い洞窟内で味方のミナを巻き込むリスクがある乱戦では、最大火力を撃てない。
「私が引き受けます! ……くっ、でも、全方位からは……!」
ミナがタワーシールドを構えるが、敵は360度、球体のように包囲してきている。
通常、これほどの数が一箇所に湧くことはない。 おそらく、高濃度の「誘引剤(ルアー)」を使った罠(モンスタートレイン)だ。侵入者を確実に抹殺するための。
「……ハッ。歓迎会にしては派手だな」
俺は冷静に状況を分析した。 個々の撃破じゃ間に合わない。声掛けによる連携では、コンマ一秒のラグが命取りになる。 なら、やることは一つだ。 俺たち3人を、一つの「生き物」にする。
「レナ、ミナ! 意識を空けろ! 新しいバフを繋ぐ!」
俺は両手を広げ、二人の背中に魔力コードを接続した。 いつもの「強化」ではない。これは「共有」だ。
「――スキル発動! 【五感同調・神経接続(ニューロ・リンク)】ッ!!」
ドクンッ……!
「「あひぃッ!?♡」」
二人が同時に背中を反らし、艶めかしい悲鳴を上げた。 今までのバフとは違う。 俺の視覚、聴覚、そして触覚が、彼女たちの感覚とダイレクトに混線(リンク)する。
「な、なにこれぇ……!? 頭の中に、ユウトがいるぅ……!」
「見え……る! ユウト様が見てる景色、私の背中……全部わかるっ……!」
俺の脳内にも、彼女たちの感覚が雪崩れ込んでくる。レナのドレスが肌に擦れる感触。ミナの鎧の中で蒸れた汗の湿度。心臓の激しい鼓動。 そして何より――俺の魔力を受け入れて疼いている、彼女たちの「子宮」の熱さまでもが、手に取るように伝わってくる。
「くっ、雑念を捨てろ! 感じてる場合か!」
「む、無理よぉ……! だって、ユウトの意識が……中を弄り回して……っ♡」
「あぁっ♡ 繋がってる……深いところまで……幸せぇ……♡」
ダメだ、こいつら完全にキマってる。 だが、その効果は絶大だった。 俺の「戦術眼(俯瞰視点)」が、二人の身体をオートモードで動かしていた。
「――右、30度。レナ、そこだ」
「……んッ♡ わかったぁ!」
俺が思考した瞬間、レナが反応する。言葉はいらない。 俺の殺意がそのまま彼女の照準(サイト)になる。レナが放った氷の礫が、ミナの盾の隙間を縫うように飛び、蜂の急所を正確に貫く。
「ミナ、背後」
「はいぃッ♡ 見えてますぅ!」
ミナがノールックで盾を振るう。 死角から迫っていた毒針が、完璧なタイミングで弾かれる。
まるでダンスだ。 俺という指揮者を介して、3人が一つの有機体となって戦場を舞う。 そこにあるのは、言葉による連携を超越した、魂レベルの交わり。
『うわあああ! なんだこの動き!?』
『目で追えねえ! 神業すぎるだろ!』
『ノールックで背後の敵倒したぞ!?』
『でも二人とも顔がヤバいwww 完全にアヘってるwww』
『戦いながらイく新ジャンル』
500匹の殺意が、俺たちの愛(と性癖)の前に次々と墜ちていく。 だが、その戦闘の最中。 リンクした視界の端――ダンジョンの壁面に、奇妙な「ノイズ」が走っているのを、俺だけが捉えていた。
(……なんだ、あれは?)
黒い、デジタルノイズのような亀裂。 そこから漏れ出ているのは、モンスターの魔力ではない。 もっと異質で、根源的な……この世界(システム)を蝕む「バグ」のような気配。
(帝の罠……いや、違う。これはもっとヤバいものだ)
俺の背筋に、冷たい戦慄が走った。 俺の支援師としての本能(センス)が、最大級の警報を鳴らしている。 このダンジョン配信ブームの裏側で、世界そのものが何かに侵食され始めている?
「……ユウト? どうしたの? 動きが止まったわよ?」
リンクを通じて、レナの不安がダイレクトに伝わってくる。
「……いや、なんでもない。一掃するぞ!」
俺は思考を切り替えた。 今は目の前の敵を倒し、帝に吠え面をかかせるのが先だ。
だが、この「違和感」が、後に俺たちを巻き込む本当の戦いの入り口だとは、まだ誰も知る由もなかった。
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#13は、1月8日22:20公開です!
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