【放送事故】「君の支援魔法、卑猥だからクビ」と追放された俺、捨てられたSランク美女を『絶頂強化』したら、喘ぎ声が全世界に流出して伝説になりました。~いいぞもっとやれ~
第11話 【宣戦布告】業界No.1の『カリスマ配信者』から勧誘されたが、ヒロインたちを「数字稼ぎの道具」呼ばわりされたのでブチ切れました
第11話 【宣戦布告】業界No.1の『カリスマ配信者』から勧誘されたが、ヒロインたちを「数字稼ぎの道具」呼ばわりされたのでブチ切れました
「……ふぅ。まだ疲れが残っているな……」
月曜日の朝。 六本木タワマンのキングサイズベッドの脇で、俺はコーヒーカップを片手に、嬉しいような重いような溜息をついた。 身体が重い。 物理的にも、魔力的にも、限界ギリギリまで搾り取られた気怠さが残っている。
「……すー……すー……ユウト……だいすき……」
「んぅ……もっと……奥まで……あふれるぅ……」
ベッドには、世界最強のSランク美女二人が、生まれたままの姿で泥のように眠っていた。
右には『氷の女帝』レナが。豊満な胸をさらけ出したままだ。その白磁のような肌には、昨晩の激戦を物語る赤い痕がいくつも咲いていた。
左にはは『鉄壁の姫』ミナにホールドされている。彼女は小柄な身体をよじらせて、安心しきった顔で頬ずりをしていた。
(……昨晩は、死ぬかと思ったぞ)
ミナへの「陥落バフ」から始まった、Sランク美女二人による夜の協奏曲。
『私が正妻よ』『いいえ、私が一番耐久力があります』と張り合う彼女たちを相手に、俺は【精力増強】【体力回復】のバフを自身にかけ続け、朝まで耐久戦を行う羽目になった。 それはダンジョン攻略よりも遥かに過酷で、そして脳が溶けるほど甘美な時間だった。
「……んっ。ユウト、おはよ」
レナが目を覚まし、とろんとした瞳で俺を見上げてくる。 寝起き特有の無防備な表情。普段のクールな姿とのギャップに、俺の心臓が少し跳ねる。
「ああ、おはよう。……よく寝てたな」
「だって……ユウトがいけないのよ。あんなに濃いの、何回も注ぎ込むんだもん……。魔力酔いで、頭がふわふわする」
「あ、レナさんずるいです! 私だって、お腹いっぱいもらいましたもん! ……えへへ、ユウト様の魔力、まだお腹の中でポカポカしてます……♡」
ミナも起きてきて、俺の胸板に顔を埋める。 朝からSランク美女の波状攻撃。 この幸せな時間が、ずっと続けばいいと思っていた。
――ブブブッ、ブブブッ。
サイドテーブルのスマホが、無粋な着信音を響かせた。 俺は眉をひそめ、画面を確認する。 表示されている連絡先は日本最大のダンジョン配信事務所『ネビュラ・エージェンシー』。
「……大手がお出ましか」
「ネビュラ……?」
レナの表情が一瞬で硬くなる。 俺は二人を制し、スピーカーモードにして通話に出た。
「……もしもし」
『やあ、初めまして。「伝説の支援師」九条ユウト君だね?』
聞こえてきたのは、よく通る、自信と知性に満ちた男の声だった。 その声を聞いただけで、相手が誰かわかった。
『私はネビュラ代表兼、Sランク探索者の帝(ミカド)だ』
帝。 その名を知らない探索者はいない。 登録者数500万人。国内最強クラン『エデン』のリーダーであり、ダンジョン配信界の絶対王者として君臨する男だ。 かつてのリーダーだったカズマのような小物とは、持っている権力も、実力も、纏っている覇気も桁が違う。
「……どうも。雲の上の人が、俺なんかになんの用ですか?」
『謙遜はよしなよ。君の動画、全て拝見した。……素晴らしい「商品」だ。君のバフ演出(エフェクト)は、人間の本能的な欲求をダイレクトに刺激する』
帝の声には、感情というより、値を踏む商人の響きがあった。
『単刀直入に言おう。ウチに来ないか? 専属契約金として10億 用意する。君のバフと、ウチのアイドル探索者たちを組み合わせれば、世界を取れる』
10億。 一生遊んで暮らせる額だ。 だが、俺の隣でレナが不快そうに眉をひそめ、ミナが不安そうに俺の服をギュッと掴んだ。
「……条件は?」
『君の今のパーティは解散だ。神代レナも、その新入りの盾役もいらない』
帝は、さらりととんでもないことを言った。
『彼女たちはもう「旬」が過ぎているし、個が強すぎて使いにくい。ウチには従順で、もっと若くて顔の良い新人がいくらでもいる。君は彼女たちに、あの「いやらしいバフ」をかけてくれればいい』
帝の声が、少しだけ熱を帯びる。
『要は、AVだよ。君のスキルは、最高級のポルノコンテンツになる。世界中の男たちが金を払うぞ?』
プツン。 俺の中で、何かが切れる音がした。
こいつは、カズマと同じだ。 いや、カズマ以上にタチが悪い。 カズマは無知ゆえに俺を追放したが、こいつは俺のスキルの価値を完全に理解した上で、それを「金儲けの道具」として搾取しようとしている。 そして何より――俺の大切なパートナーたちを、「使い捨ての商品(オワコン)」として侮辱した。
「……断る」
『ん? 聞こえなかったな。10億だぞ? 断る理由がないはずだが』
「100億積まれても御免だね。……あんたは何もわかってない」
俺はレナの肩を抱き寄せ、ミナの頭を優しく撫でた。 彼女たちの体温と、信頼してくれる眼差しを感じながら、俺は冷徹に告げる。
「俺のバフは、俺を信じて命を預けてくれる相手にしかかけない。……そして、彼女たちは商品じゃない。俺の『誇り』だ」
電話の向こうで、帝の気配が変わった。 営業スマイルのような軽薄さが消え、絶対王者の冷酷な殺気が伝わってくる。
『……残念だ。君なら賢い選択をすると思ったんだがね』
声の温度が氷点下まで下がる。
『いいかい、九条君。この業界のルールを決めているのは私だ。……私に逆らって、この世界で生きていけるとは思わないことだ』
「脅しか?」
『忠告だよ。……せいぜい気をつけることだ。ダンジョンでは、たまに「不幸な事故」が起きるからね』
ツーツー……。 通話が切れた。 それは明確な宣戦布告だった。
「ユウト……」
レナが心配そうに俺を見る。 相手は業界のドンだ。俺たちのアカウントを凍結させることや、悪評を流すこと、あるいは物理的に潰しに来ることなど造作もないだろう。
だが、俺はニヤリと笑った。 不思議と恐怖はなかった。むしろ、腹の底から熱いものが湧き上がってくる。
「面白くなってきたな」
「え?」
「カズマみたいな雑魚を虐めても張り合いがなかったんだ。……喧嘩を売るなら、王様相手が一番盛り上がるだろ?」
俺は立ち上がり、二人に宣言した。
「準備しろ。帝の野郎に、格の違いを見せつけに行くぞ。……まずは手始めに、あいつが管理している『最高難易度ダンジョン』を、俺たちだけで踏破する」
これは、ただの配信じゃない。 俺たちの「愛」と「バフ」が、腐った業界のルールさえもねじ伏せる証明戦争だ。
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#10&#11、お読みいただきまして、ありがとうございました!
#12は、1月8日19:20 #13は1月8日22:20に公開です!
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