第4話
貰ったばかりの社員証でゲートを通る。
俺、ほんとに社会人になったんだ…。
入社式を終え研修を受け遂に今日から配属先へ。
研修は座学ばかりで大学生活との変化をあまり感じなかった。でも今日からは違う。
俺は営業部に配属された。
しかも営業4課
何課まであんだよ。
希望は企画部だった。
営業部のシマにきたけど1課…2課…3あれ…4課どこだ
なんで1〜4まであって5がねぇんだ。くそが
と心の中で悪態をついてたら通りかかった男性社員に声をかけられた。
「あ〜4課ね…4課は違うとこなのよ、別棟。新人さんだよね?なんで配属先伝えた時説明するか誰か迎えにこないんだろねぇまったく。口で説明難しいから案内したげる」
4課という言葉が出た瞬間、周りにいた人がチラッとこっちを見た気がする。
嫌な予感しかしない。
そもそもこの会社に別棟が存在することすら知らなかった。
でもこの人優しいな。ま、俺だったらそもそも声かけられないよう目すら合わせねぇか。ってかそんな奴が営業なんてできんのかよ。
別棟は本館(ここ本館て言ってる人いないからこの表現あってるかわかんないけど)を出てすぐのよくわからない小径を通ったらあった。
すげえ、ジブリに出てきそう。
「4課しか入ってないから建物入ったらすぐわかると思うよ。じゃ、頑張ってね」
ありがとうございますとお礼を言い建物の中へ入ろうとしたけど4課しかねえって…貸切って…こえぇぇぇ。なんなんだよここ。
恐る恐る中へ入った。
入るとすぐ大きな部屋で数名働いていた。
「あ!新人さんからの今日か!すっかり忘れてたわガハハハごめんごめん。ってかよくこれたねここまで」
でっかいメガネをかけお団子頭の年齢不詳な女性社員に声をかけられた。
「今日からこちらに配属されました
「あれ〜全然まともじゃん。受け答え完璧じゃん」
え、え、え、最初の面接で見たタバコポイ捨てクソ野郎じゃねえか。
ってかなんでお前同じ新人なのに上からなんだよ。しかも何だこの余裕。
お前、誰だ。
お前の目は節穴か まるちゃん @iu_a
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。お前の目は節穴かの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます