第19話
街の外の丘。太陽の最初の光が空を淡いピンク色に染めていた。兄弟たちが穴を掘っていた。土が彼らの魔法に渋々従った——街のルーンがまだ影響していた、弱くなったとはいえ。
——もっと深く、——素繰(そくり)が汗を拭いた。——獣に……
言い終えなかった。深雪(みゆき)がまだ零司(れいじ)の手を握り、遺体を穴に下ろさせなかった。
——深雪、——剣心(けんしん)が彼女の肩に触れた。——時間だ。
——もう一分。ただ……一分。
自来也様が離れて立ち、煙を上げる街を見つめていた。顔——仮面。しかし拳が白くなるほど握りしめられていた。
「古い敵。そして私は……」
——またこのクソが!
全員が振り向いた。零司が座っていた。まっすぐ、急に、まるで悪夢から目覚めたかのように。目が荒れ狂い、手が空気を掴んでいた。
深雪が悲鳴を上げ、後ろに飛び退いた。剣心が剣を抜いた。
——死人だ!止めを刺せ!
——待て!——自来也様が剣心の腕を掴んだ。——彼は……大丈夫そうだ。
零司が咳き込んだ。口から血が飛び散った——古い、固まった。胸に手を押し当てた。剣の穴がまだあったが……塞がっていた。目の前で。
——俺は……——声がしわがれていた。——死んだのか?
——確かに十五分は、——鉄也(てつや)が心臓を押さえていた。——もう穴を掘ったんだぞ!
——迷惑かけてすまない、——零司が立ち上がろうとした。脚が支えなかった。
焔(ほむら)が腕の下から支えた。
——どうやって?——深雪が近づき、目を疑った。——脈を確認したわ。冷たかった!
零司が歪んで微笑んだ。
——呪いか、たぶん。祝福か。もう二十年わからない。
——二十年?!——画狂(がきょう)が口笛を吹いた。——でも十九歳に見える!
——若々しく保ってると思ってた、——深雪が彼の顔に触れた、現実を確認するかのように。——いい遺伝子か何か……
——たぶん、街の中では蘇生できなかった。ルーンが抑えた……これが何であれ。——零司が血を吐いた。——範囲外に出た途端、プロセスが始まった。
——蘇生プロセス、——素繰が首を振った。——これは俺が聞いた中で最も狂ってる。
——そもそも何が起きたんだ?——剣心が自来也様に向き直った。——剣を持ったあの狂人は誰だ?
自来也様が黙っていた。
——旧知からの温かい歓迎だ。
——温かい?——鉄也が鼻を鳴らした。——零司が墓で冷めることにしたほど温かかったんだな!
数秒の沈黙。それから画狂が吹き出した。焔が手で顔を覆い、肩が震えた。深雪まで涙を通して笑った。
——馬鹿どもめ、——しかし零司も微笑んでいた。
自来也様は笑わなかった。一人一人を順番に見た。
——よく聞け。全員。——声が厳しくなった。——起きたことは始まりに過ぎない。強くならなければならない。ずっと強く。でなければ次の遭遇が誰かにとって最後になる。
——次?——剣心が眉をひそめた。——奴らが追ってくるのか?
——我々を追ってではない。しかし道は交わる。——自来也様が目をそらした。——そしてその時、どんな呪いも役に立たない。
零司が胸の傷に触れた。ほとんど塞がり、ピンク色の線だけが残っていた。
「あの男……五番目。俺を知っていた。どこから?」
自来也様に尋ねたかったが、今ではない。後で。二人きりの時に。
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華滝(はなたき)。中央広場。
朝の太陽が目を突いた。四十人が膝をついていた。手が後ろで縛られていた。貴族、街の衛兵の将校、裕福な商人——帝国への忠誠を拒んだ者すべて。
周りに——兵士。槍が囚人に向けられていた。バルコニーと屋根に——弓兵。
街の人々が見るために集められていた。黙っている。目に——恐怖、従順。昨日の難攻不落の街への誇りが安全の幻想とともに死んだ。
五番目が噴水の縁に座り、奪った巻物をめくっていた。太陽光がページで遊んでいた。
——閣下、——帝国の指揮官が近づき、鎧を鳴らした。——囚人たちをどうしましょうか?
五番目は顔も上げなかった。
——俺に何の関係がある?
——しかし……彼らは忠誠を拒みました。手順では……
——手順、——五番目がページをめくった。——手順通りにしろ。しないか。一緒に踊るか。どうでもいい。
指揮官が戸惑った。このような無関心に慣れていなかった。
——では……処刑を?
——望むなら。——五番目が巻物の必要な場所を見つけ、何かに微笑んだ。——ただ静かに。読むのを邪魔してる。
指揮官が命令を下した。兵士たちが剣を上げた。
最初の一撃。頭が舗道を転がった。群衆が息を呑んだ。女性が気絶して倒れた。
二撃目。三撃目。
五番目が読み続け、注意を払わなかった。時々何か面白いものを見つけて鼻を鳴らした。
「戦争がどこでも必要だ。あらゆる家で、あらゆる通りで。その時だけ……」
——ママ、なぜおじさんが地面で寝てるの?——群衆から子供の声。
——静かに、坊や。見ないで。
——でもなぜ頭が別々なの?
母親が子供の口を塞ぎ、運び去った。
遺体が次々と倒れた。血が石を流れ、水路に流れ込んだ。昨日ここには地下の泉からの清水が流れていた。今日——血。
最後の囚人——若い将校。震えていたが、まっすぐに構えていた。
——自由な華滝万歳!——死の前に叫んだ。
剣が下りた。
沈黙。
五番目が巻物を閉じ、立ち上がった。
——これを片付けろ。臭い。
遺体の山を横切り、見ずに通り過ぎた。兵士たちが道を開けた。
「四十の死体。海の一滴。川が必要だ、血の海が。その時感情の魂は理解する——人類は救済に値しないと」
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帝国宮殿。玉座の間。
——華滝が一夜で陥落しました、陛下。
顧問が頭を下げた。手に——報告書の巻物。
久志(ひさし)皇帝が玉座に座っていた。隣の小さな椅子に——陸也(りくや)。少年が玉座の肘掛けに木製の兵士を戦闘隊形に並べていた。
——損失は?
——最小限です。三百人。街は力の示威の後に降伏しました。
——示威?——皇帝が眉を上げた。
——火の魔法使い……二番目。彼の技が守備隊の士気を失わせました。
——よろしい。しかし不十分だ。——久志が立ち上がり、壁の地図に近づいた。——華滝は始まりに過ぎない。もっと必要だ。西の公国。北の同盟。すべてが陥落しなければならない。
——パパ、——陸也が父の袖を引いた。——なぜ兵隊さんが倒れるの?
——負けてるからだ、息子よ。
——でもなぜ負けてるの?
——他の兵隊さんの方が強いからだ。
少年が考え込み、それから指で自分の兵士の一人を倒した。
——今僕のも倒れた。痛い?
——これはただの木だ、陸也。
——本物の兵隊さんは倒れた時痛い?
皇帝が黙った。
——ああ。しかしそれは彼らの選択だ。何に向かっているか知っていた。
——街の人たちは?彼らも知ってた?
——どの人々だ?
——顧問が言ってた、たくさん泣いてたって。
久志が顧問を見た。顧問が肩をすくめた。
——弱い者はいつも泣く、息子よ。強い者が彼らを泣かせる。お前と私は——強い者だ。
少年が黙って兵士に戻った。しかしもう倒さなかった。ただ見ていた。
「パパは間違ってる」——小さな王子が思った。——「強い者は泣かせるべきじゃない。強い者は守るべきだ」
しかし声に出しては言わなかった。父は反論を好まなかった。
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華滝の東の森。早朝。
霧が木々の間に広がり、幹を幽霊に変えていた。露がクモの巣で輝いていた。どこかでカエルが鳴いていた——近くに沼。茂みからカンガルーウサギが飛び出した——ウサギの耳だが、跳躍のための強力な後ろ脚。固まり、危険を評価し、それから一跳びで下草に消えた。
静寂。
それから——音。奇妙な、この世のものでない。まるで風そのものが歌い始めたかのように。高い音、それから低い音、また高い音。ほとんどどんな楽器も再現できないメロディー。
人影が小道を歩いていた。フードが顔を隠していた。歩き方が軽い——脚がほとんど地面に触れなかった。枝が自ら道を開け、マントに引っかからなかった。葉が後を舞ったが、触れなかった——一メートル離れて、見えない流れの中で踊っていた。
空き地で人影が止まった。古い戦いの跡——焼けた草がすでに新しい芽を出し始めていた。砕けた石。木の樹皮に乾いた血。
人影が華滝の方を見た。煙がまだ街の上に立ち上っていた。
「彼はあそこにいる。すべきことをしている。そして彼女が隣に、いつものように。最後まで忠実」
鳥の歌が止んだ。森の普通の音が戻った——ざわめき、ネズミの鳴き声、遠いキツツキの音。
人影がさらに森の奥へ進んだ。フードが風で落ちた。
緑色の髪、ほとんどエメラルド。顔は若いが、目は古い。右手首に、袖がずれた時——刺青。三枚の花びらの桜。
「もうすぐ。もうすぐ抱きしめられる。すべてが終わったら」
木々の間に消えた。ただ葉だけが空っぽの空き地で舞い続け、ゆっくりと落ち着いた。
そして一マイル離れた場所で自来也様のチームが仮の野営地を作っていた。零司が焚き火のそばに座り、治った傷に触れていた。
——お前、一体何なんだ?——鉄也が率直に尋ねた。
——いい質問だ。——零司が微笑んだ。——わかったら教える。
「でもまずあの男が誰か知る必要がある。そしてなぜ自来也様が彼を知っているのか」
戦争は始まったばかりだった。
*章の終わり*
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