■■町集団ヒステリー事件

■■町集団ヒステリー事件(■■ちょうしゅうだんひすてりーじけん)とは、2000年(平成12年)7月から9月にかけて、■■県■■市■■町で発生した集団ヒステリー事件、殺人・死体損壊事件である。


事件は市街地の路上で発生し、行政機関の関与が指摘されている。■■県警察および警視庁は2000年10月、事件の捜査を終了した。


目次

1 概要

2 ゴミ袋の内容物に関する風説

3 不審点

4 事件発覚が遅れた理由

5 その後

6 脚注


概要 [編集]

2000年7月6日午前5時頃、■■町の路上に投棄された黒いゴミ袋を近隣住民が発見した[1]。ゴミ袋は市指定のものではなく、外観から内容物を確認できなかったが、柔らかい生肉のようなものと液体で満たされているような様子だったとされる[2]。


通報を受けた■■市の廃棄物対策課がゴミ袋を回収し、同日中に職員が開封した[3]。開封内容については■■市役所が詳細を伏せており、開封を担当した2名の職員のうち1名は2018年現在も意識が回復しておらず、もう1名は行方不明となっている[4]。


7日午前8時頃、同地点に再び黒いゴミ袋が投棄されているのを近隣住民が発見[5]。市の廃棄物対策課に連絡した。

到着した職員は、持参したしめ縄でゴミ袋と周囲約10メートルの範囲を隔離し、許可のない侵入禁止を言い渡した[6]。


9月28日、■■町の路上で遺体が発見された[7]。遺体は損傷が激しく身元確認が困難であったが、持ち物や捜索願が出されている状況から、県外から訪れたルポライターの40代男性である可能性が高いと警視庁が発表した[8]。


事件現場は初回のゴミ袋投棄地点から約30メートル離れた箇所で、この時点でしめ縄が覆っていた区画は周囲約50メートルに拡大し、黒いゴミ袋の数は13個にまで増加していた[9]。


■■町内では、この2ヶ月ほど前から投棄された黒いゴミ袋を神体とする土着信仰が発生し、年齢層を問わず急速に広まっていた[10]。市役所や警察署などの行政組織もこの信仰に加担していたことが、警視庁の発表で明らかになっている[11]。


殺人と死体損壊の疑いで逮捕された■■町住民の■■■■、■■■■■、■■■■の3名は容疑を全面的に認め、神体に対する信仰心と、被害者がしめ縄内に立ち入ろうとしたため殺害したとの動機を供述した[12]。

3名は勾留4日目に留置場内で死亡したため、被疑者死亡のまま送検された[13]。


事件後、現場周辺のしめ縄は撤去され、ゴミ袋はすべて回収された[14]。撤去と回収は、警視庁と■■市役所および■■県警察の協力のもとで行われた[15]。ゴミ袋の内容物については、2018年現在においても明らかにされていない[16]。


ゴミ袋の内容物に関する風説 [編集]

事件後、ゴミ袋の内容物についてさまざまな風説が流布されている[17]。


2000年12月、被害者とされるルポライターの男性が遺した手記が週刊誌に掲載された。

掲載された手記によると、男性の聞き込みに対して、近隣住民は非常に排他的な態度で接しており、ほとんど成果を得られなかった旨が記されている[18]が、住人のうち、しめ縄で覆われた区画からほど近い場所で出会った1人の老人からは話を聞くことに成功している[18]。


老人は黒いゴミ袋を指して、「あれは『さなぎ』や」、「ふえることはあっても、へることはあらへんのよ」、「みなさんいずれ、かならずお孵りくださる」、「もう、ちかいで、なあ」と証言したことが記されている[18]。男性がさらに詳細な話を聞こうとしたところ、老人はいつのまにか姿を消していたという[18]。


この手記については信憑性が疑われており、編集部による捏造の可能性が指摘されている[19]。同週刊誌を発行していた出版社は2003年に倒産した[20]。


不審点 [編集]

・開封を担当した市職員の1名が意識不明、もう1名が行方不明となっているが、詳細な健康診断結果や捜査記録が公開されていない[21]。


・土着信仰の急速な広がりから、集団ヒステリーや心理的な感染現象が原因とする説がある[22]。行政機関の加担が確認されている点から、社会的圧力や暗示の影響が指摘されている[23] [24]。


・逮捕された3名の死亡原因が留置場内での自殺と発表されているが、司法解剖は実施されなかった[25]。


・ゴミ袋の内容物が回収後も公開されず、風説のみが残っている点[26]。


・被害者のルポライターが■■町を訪れた目的が、事前の取材記録から不明瞭である[27]。


事件発覚が遅れた理由 [編集]

事件発覚までに時間がかかった理由として、以下が挙げられている。


・■■町は比較的閉鎖的なコミュニティで、余所者に対する警戒心が強かった[28]。


・土着信仰が行政機関にまで広がっていたため、内部からの通報がなされなかった[29]。


・殺人事件現場がしめ縄の範囲に近く、住民による監視が厳重であった[30]。


その後 [編集]

事件後、■■町の住民の信仰心は急速に消失したとされるが、一部の住民からは信仰の残滓として、夜間にゴミ袋のような影を見たとの証言が散見される[31]。町全体では、事件以降の自殺率や精神疾患の報告件数が上昇している[32]。これらの現象は真偽不明で、都市伝説の域を出ない[33]。■■町は事件の影響で人口流出が進み、現在は過疎化が進行している[34]。


脚注 [編集]

1.^ 「■■町殺人容疑者3名逮捕 神体信仰を供述」『■■新聞』■■新聞社、2000年10月3日。

2.^ 同上。

3.^ 同上。

4.^ 「■■町事件 風説の広がり」『週刊■■』■■社、2001年(平成13年)1月号。

5.^ 同上。

6.^ 同上。

7.^「■■町路上で男性遺体発見 損傷激しく」『■■新聞』■■新聞社、2000年9月28日。

8.^「■■町殺人事件 被害者はルポライターか」『■■新聞』■■新聞社、2000年9月29日。

9.^ 「■■町ゴミ袋事件 風説の広がり」『週刊■■』■■社、2001年(平成13年)1月号。

10.^ 同上。

11.^ 「■■町殺人容疑者3名逮捕 神体信仰を供述」『■■新聞』■■新聞社、2000年10月3日。

12.^ 同上。

13.^「■■町殺人被疑者3名死亡 留置場内で」『■■地方新聞』■■地方新聞社、2000年10月7日。

14.^ 「■■町事件 風説の広がり」『週刊■■』■■社、2001年(平成13年)1月号。

15.^ 同上。

16.^ 同上。

17.^ 同上。

18.^「■■町集団ヒステリー事件、被害者手記掲載」『週刊■■』■■社、2001年2月号。

19.^「週刊■■掲載の手記 信憑性に疑問」『■■新聞』■■新聞社、2001年3月5日。

20.^『■■地方新聞』■■地方新聞社、2004年3月10日。

21.^「■■町事件 集団ヒステリーの分析」『■■医学論集』(第50巻2号)■■大学出版、2005年6月。

22.^『■■新聞』■■新聞社、2000年10月20日。

23.^『■■地方新聞』■■地方新聞社、2000年7月15日。

24.^『週刊■■』■■社、2001年2月号。

25.^ 同上。■■新聞社、2000年10月8日。

26.^『■■地方新聞』■■地方新聞社、2000年10月16日。

27.^同上。

28.^同上。

29.^『■■新聞』■■新聞社、2000年10月6日。

30.^『週刊■■』■■社、2000年12月号。

31.^『■■新聞』■■新聞社、2001年1月10日。

32.^『週刊■■』■■社、2002年(平成14年)3月号。

33.^『■■地方新聞』■■地方新聞社、2005年5月15日。

34.^「■■町、過疎化深刻か」『■■新聞』■■新聞社、2010年(平成22年)4月1日。

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