それでも僕は――鈍感系にならざるを得ないッ!!【短篇】

御伽草子913

それでも僕は――鈍感系にならざるを得ないッ!!

 僕の一日は、彼女の声から始まる。


「――おっはようっ! 正三まさみ!」


 バシャっとカーテンが勢いよく開けられる音と共に、暖かい朝日が僕の顔に当たるのを感じながら、そんな挨拶が飛んできた。


 その声に答えるかのように、意識が段々と覚醒していく。


 窓の外で、チュンチュンと鳴く声が部屋まで響き渡る中で。

 目を開くと、そこには見慣れた顔が間近にあった。




 朝日に照らされた、彼女の笑顔。


 ――この容赦のない理不尽な世界で、最も安心できるもの。


 ……見ているだけで、心が躍る……


 僕にとって、いちばん大切な――


 今日も、その子の笑顔で一日を迎える。


 幼馴染の、白石美華しらいし みか


 僕の、みーちゃんだ――





「……あ、ああ……おはよう……」


 寝ぼけた頭で、朝の挨拶を返すのがやっとの僕。

 答えた後も、ただぼんやりしながら、思わずその笑顔に手を添えようとしたが動かなかった。


 ……ぶっちゃけ二度寝したい。布団から出たくない。このまま寝ていいっスか?


 だけど、それを許してくれない。


「さあ、起きて! そろそろ準備しないと遅刻しちゃうよっ」


 と言いながら、毛布ごしに体を揺らしてくる。

 それでも眠気は取れない。もう少し眠たい。なので聞いた。

 

「みーちゃん、いま何時?」


 すると、みーちゃんは左肩にかかるお下げの髪の毛をいじりながら素っ気無く答えた。


「8時だよ」

「ウッソォオオッ!!?」


 寝たまま目も飛び出す程開けて、大声を出す僕。

 その返事で完全に脳が覚醒した。


 いや待ってッ! 冷静に地の文を入れてる場合じゃあないっ!!!


 やっべ寝坊じゃん!? 遅刻じゃんコレッ!?


 勢いよくスマートフォンを掴んで、時刻を確認すると――


「……まだ、7じゃあないか……」

「えへへ、そうだよー!」

「…………」


 目を細めて、かわいらしく言い放つみーちゃん。

 うん、今日もかわいいねぇ。もう、この子ったら~と怒る気はなくなった。

 てか元よりない。むしろ弄られて嬉しい嬉しい。


 ……それはともかく。


「……何だよ、結構ビビったじゃあないか……」


 そう言って、再び目を瞑る僕。

 うん、まだ余裕で30分もある。もうちょっと仮眠が取れるね。


 てことで、再び目の閉じた世界に入ろうと思ったら、また体を揺さぶられる。


「ちょ、ちょっと! なんでまた寝ようとするの!?」

「いや、だって眠いから……」

「眠いって……まさか徹夜してたの?」

「うん、ちょっと本を読んでてね……」


 素直に答える僕。すると、揺さぶり攻撃が止んだ。


 ……珍しい。


 みーちゃんは『起こす!』と言ったら絶対に起こしてくる鋼の精神を持つ乙女だ。


 そんな鉄の乙女に、なにか異変でも起きたのかと目を開けると――


 毛布の上に置かれていたみーちゃんの手が、力を抜いていた。

 そして、いつもの勢いが、そこだけ少しだけ小さくなる。


「……徹夜はダメ。倒れたら……ほんと困る」

「……ごめん、気を付ける」


 その声が妙に真面目で、少し胸がきゅっとなる。

 でも次の瞬間、みーちゃんはジト目に戻って、


「それに、寝不足の正三は、三割増しで鹿になるから」

「ひどっ」

「……ふふっ」


 そんな短いやり取りのあと、急にみーちゃんの視線が僕から外れた。


 気になって、つられて目を向ける。

 

 ベッドの隣のサイドテーブル。

 そこに置かれた一冊の本へ、みーちゃんの視線が吸い寄せられた。


 ――やっべ。心臓がどくん、と跳ねた。




 ……それは、みーちゃんには見せたくない本だ。


 なぜなら、そのタイトルが――いろいろと、僕にとって致命的だからだ。


「ラノベ? 何々……」

「あ、それは――」


 いかん! そいつには手を出すなと、咄嗟にその本を取ろうとしたが遅かった。

 みーちゃんが先にそれを手に取る。


 まずい、マジでまずい。


 まるで好きな子に親にも見られたことがないアレな本を見られたような感覚に陥る中、みーちゃんは無慈悲にも『』を口にする。




「――『』……?」




 部屋の空気が急激にひやっとなった。


 ……沈黙が流れる。


 喋りづらいってレベルじゃあない。こんな爽やかな朝からやめてよね。 


 そして、みーちゃんは笑顔を無理やり作って――


 僅かに肩を震わせながら、尋ねてきた。


「……正三」

「はい」


 平静を装いつつ、いつも通りの素っ気無い返事をする僕。

 その態度に少し機嫌を悪くしたのか、更にいい笑顔になるみーちゃん。


 あ、みーちゃんは怒るといい笑顔になる性癖を持っています――って、無駄知識を披露してる場合じゃあないっ!


「まさか、これ読んでて徹夜してたの?」

「……はい」


 小さく返事した。怒られるのが怖いっス。

 まあ、ちょっとだから、の為に、と……


「正三って、のジャンル、嫌いだったよね? 『ヒロインの好意に気付かない鈍感ニブチン野郎なんて、大っ嫌いだッバーカッ!!!』って」

「……はい、気付いているのに避けてる奴は、特に大っ嫌いです」


 小声で吐き捨てるみたいに言ったら、胸の奥が痛んだ。


 ――それ、だいぶ僕だ。


 ……そういう選択肢を“選べる”こと自体が、癪に障る。




 ――……




「……なのに、なんで読んでたの?」


 みーちゃんがジト目で僕を問い詰める。

 いいねその表情ゾクゾクしちゃう――じゃなくて。


 まあ……僕は観念して、答えた。


 半分ウソを加えて。


「ちょっと、小説を書いてみたくなってね」

「小説?」

「うん、それで、どんなジャンルが流行っているか勉強中でして、その本も前にアニメ化してたから、ちょっとね」

「へぇ、なるほど、つまり、敵を知る為に読んでいるんだね」


 少し違う。市場調査じゃね?

 と、訂正しようと思ったけど、やめました。話が進みませんわ!


 ……まあ、大体は合ってるか。


「まあ、作品を見ずに叩く人なんか、みっともないからね。ちゃんと読んでから文句言う派です僕は」

「へぇ、偉いね正三っ!」


 納得したのか、みーちゃんはその参考書を元に戻しながら、なぜか謎に褒められた。スマイルで。


 うん、その褒められ方、イエスだね。気持ち良い。


 ……まあ、そもそもを読んでるのは、結構苦痛だけど。


 これも、君のためでもあって……


「――てか、いつまで寝てるの? 正三」

「ん、ああ、ごめん」


 見ると、そろそろ起きないとマズイ時間になっていた。


 なので、毛布をガバッと跳ね除けたら――


「きゃ、きゃあ!!!」


 突然、みーちゃんが叫んだ。

 真っ赤になりつつある顔を隠しながら。


「っ! どうしたみーちゃん!」

「ちょ、ちょっと! 正三っ、なんてモノを着ているのよッ!!?」

「へ? あっ」


 ふと、自分の姿を確認した。


 そこには、黒のタンクトップを着ている自分がいた。

 そして、その寝相が悪かったせいか、ズレて色々とまずい状態だ。


 それを見てみーちゃんが恥ずかしがっている。


 ――僕のチラリと見える胸を、指の隙間からチラチラと見てらっしゃる……


 うむ、計画通り。とても満足してらっしゃる――


 じゃないっ!? まずい、これは確実に消されるッ!


 運営に消されるッ!!!


 流石にアウトか――


 と、思ったが、別に野郎の胸を文字で晒しても大丈夫大丈夫モーマンタイ。


 こういう時、男という性に感謝した。

 半裸になっても、なんでか許されているからね。


 たぶん、健全なが色々と頑張って、さり気なくメディアに露出し続けた結果。

 なぜか許されてる空気感をできたんだろうね。男の胸は。


 ……いや、違うか?


 それはともかく。


 ああ、なるほど、と納得した。

 そして、それを直して更に腕で胸を隠しながら、ジト目で未だに悶えている人に言った。


「みーちゃんのえっち」

「それは正三だよっ!」

「え、僕ゥ?」


 謎の批判を受けた僕は、すこし悲しくなった。


 ……ウソだけど。




―――――――――――――――――――――――――




「――うわぁ、桜、綺麗に咲いているねっ」

「……うん、本当に綺麗だね」

「ねっ! えへへっ」


 通い慣れた通学路を、今日も一緒に歩いていく僕たち。


 みーちゃんは、目の前でひらひらと秒速5㎝で散っていく桜の花びらを見ながら――


 僕は、そんなみーちゃんの横顔をガン見しながら歩く。


 ……うん、今日もみーちゃんは綺麗だ。


 ――つい、あの頃みたいに手を握りたくなった。


 でも僕たちは、まだ“気軽に”そこまで戻れない。


 僕たちは、一時離れていた。


 みーちゃんは、転校を繰り返していた。


 小学校の頃、引っ越してきたみーちゃんと仲良くなって。

 ずっと続くと、本気で思っていた。


 だけど卒業の時、みーちゃんはまた引っ越していった。


 そして高校になって――また帰ってきてくれた。

 

 ……僕は、嬉しかった。ほんとうに。

 また逢えたことに。


 だけど、関係は、あの頃のままだった。


 


 そう考えていたら、さすがに見つめすぎたらしい。

 みーちゃんが僕の顔をじっと見てくる。


「うん、どうかした?」


 と言われるのを身構えていたら、違った。


「……なんか、また背、伸びた?」

「へ?」


 みーちゃんが突然立ち止まり、僕の頭のてっぺんに手を乗せた。

 そのまま、測るみたいに目を細める。


 ……少し、体が当たるほどの距離で。


「ちょ、ちょっとみーちゃんっ」

「あっ、じっとしててよっ、ちゃんと測れないよっ」

「あ、はい」


 ……そんなに伸びたのか。


 みーちゃんは靴を少し浮かせて、頑張って僕の背を手動で測ろうとする。


 それで、みーちゃんの顔が少しだけ僕と並んだ。


 みーちゃんの息が、頬にかかって――


 シャンプーみたいな甘い匂い。


 肩が触れそうな距離。


 柔らかい体温。




 ……いろいろ、まずい。


 ……胸が高鳴る。


「う~む、やっぱり正三、また背が伸びてるねっ」

「そ、そう?」

「うん! だって――」


 そのまま距離を詰めたみーちゃんが、頬をほんのり染めて笑ったまま言う。


「すごいよ正三っ、背が高くて、カッコイイよっ!」

「そ、そう……」


 顔が熱くなっていくのを感じながら、それだけしか返せなくなった僕。


 ……そもそも、背が高いからカッコイイ扱いって、判定甘くないっスか?

 ――と突っ込みたくなったが、我慢した。




 今のみーちゃんの笑顔を、崩したくなかったから。


 見続けていたかった。



 ……好きだ。


 僕は、みーちゃんが好きだ。




 その言葉が、喉までせり上がってくる。


 だけど、飲み込んだ。


 飲み込まなければならない理由が、僕にはあった。




 ……でなきゃ、、ここまで続けられない。




「あ、そういや!」


 みーちゃんは、まだ少し赤いまま、笑顔でぱっと話題を変える。


「正三、今日って、暇?」

「まあ、特に予定は無いけど」


 素直に答えた。

 学校が終われば、みーちゃんと駄弁った後は、家に帰るのみ。


 予定とかないし、帰ったらだいたい、いつものルーティンだ。

 ただ食べて少し復習してゲームして自己○○――違う違う、自己して寝るだけ――


「そんじゃあさ――」


 みーちゃんは口を開きかけて、いったん閉じた。

 ――それから言った。


「今日さ、家族みんな、帰りが遅いんだけど……」




「――その……わたしの部屋に、来る?」




 その時、世界が止まった。


 ……脳が、うるさくフル回転している。


 いや待って。状況整理させて!


「……その、何もないし……退屈かもだけど……それでも、いい?」


 上目遣いで、左肩にかかるお下げの毛先をいじりながら、そう尋ねてくるみーちゃん。

 その姿に、思わず抱き締めたくなる――けど。


 これは……アレですね……

 いわゆるお家デートって奴ですよ皆さん。


 若い二人の男女が、女の子の部屋で二人っきり……

 無論、ナニも起こらないはずもなく……的なシチュ。


 ……いいよね、そういう青春も送ってみたい人生です。


 まあ、もし全年齢版なら、『彼女の部屋でスマ〇ラかソーラン節で遊んで過ごす』と、僕が作家ならそう表記して誤魔化すけど……


 ……あ、そっか……てことは――


 青春がない青春を、半年前まで過ごしていた僕に、ようやく春が訪れるのか……


 今日で卒業――ゲフンゲフン!!


 ……とにかく。

 

 僕の答えは、最初から決まっている。

 だから、それを口にする。


 ……昨日、徹夜で仕入れた――例の台詞を。


 左耳に手を当てて――笑顔のまま――


 鈍感系主人公にしか許されない、あの名台詞を――


 みーちゃんに解き放つ。


 ――聞こえてる。ちゃんと聞こえてる。

 それでも今日も、”聞こえないフリ”をする。




「――え、何だって?」




「………………」  

 

 最初、笑顔だったみーちゃん。

 それが僕の発言で終始無言となり、次第に真顔になっていき……


 そして、ぷくーと顔を膨らませる。あらかわいい――


「もー! なんで正三はおバカになっちゃったのよー!」

「えっ」

「えっ、じゃないよっ! もう~!!!」


 と、非難の嵐を呼ぶみーちゃん。


 ……怒り当然か。

 いや、みーちゃんの怒りは正しい。

 

 だってねぇ、僕がみーちゃんの立場だったら、殴ってるよ?


 ――そんなことを、僕は言った。


 言わざるを得なかった。


「……馬鹿」


 みーちゃんはまだ怒ってる。


 なのに、声だけが少し震えていた。

 胸の奥が、ちくりと痛む。


「……徹夜もだけど、無理するの……嫌だよ……」

「……」

「だから、ちゃんと寝て。ちゃんと笑って!」


 言い終わると、みーちゃんはぷいっと横を向いた。

 みーちゃんが怒っている時のアレですわ。


「お、おう……なんか、ごめん……サーセン……」

「謝ったら警察はいりません!」

「……サーモン」

「サーモン!?」


 もう、謝るしかなかった。

 それしか、僕にはできなかった。


 因みに昨日も、こんな感じで怒らせました。はい……


 確か、昨日は間接キス案件だっけ?


 僕のオレンジジュースの飲みかけを、みーちゃんがバレないように飲もうとした。

 それを、いかにも何でもない顔で――馬鹿っぽく阻止した。


 そしたら案の定、盛大に怒られた。


 だから謝罪のために、昨日の寝間着を――着たくもないタンクトップを着て、みーちゃんにサービスしたってわけですよ皆さん。


 ……アレ?

 改めて思うと、なんかおかしくね?


 なんでのみーちゃんが、の飲みかけを狙ってんの?

 普通、逆じゃね? いや、そもそも衛生的に――


 ……まあ、いっか。それはともかく。


 こういう“鹿”な鈍感行動は、これ以上みーちゃんとのフラグを立てないためだ。


 ……僕たちは、恋人になるわけにはいかない。


 だけど、本音としては――




 

 




 その矛盾が、僕を苦しめる……


「……んもう、なんでお馬鹿になっちゃったんだろう……」


 小声で、切なそうにみーちゃんは言う。


「……わたし、なんかまた正三が“急に遠くなる”の、怖いよ……」

「……」


 言葉が詰まった。

 胸の奥が、嫌なほど痛む。


 その瞳が潤んで、こぼれそうになるのが見えて――


 思わず、口にした。





「――鹿……」




「えっ、今なんか言った?」

「いや、何でもないですゾ」

「ですゾ?」


 危ねぇ。ガチでバレるとこだった。


 ……なのに、みーちゃんがポンコツだったおかげで話題が逸れた。


 ……つーか、みーちゃんの方が鈍感じゃね? と、時々思う。

 まあ、それはそれで助かるが……




 ……別に、イジワルでこんなことをやっている訳ではない。


 正直、僕だって、健全な健康優良頭脳不良男子高校生だ。


 みーちゃん家に行って、映画とか見て、変なテンションになって。

 帰り道で顔が緩んで、翌日の授業中ずっとニヤニヤを噛み殺す――


 ――ぶっちゃけ、みーちゃんを滅茶苦茶にゲフンゲフン!


 そういう甘々な青春を、みーちゃんと送りたい。


 みーちゃんの笑顔を、隣で見ながら。


 ……だけど、今はできない。




 どうしても、鈍感系になって、を折らざるを得なかった。


 だって、僕たちはこのまま恋人になったら――







 このまま全年齢で書いたら、カク〇ムで連載できなくなるからっ!!!!!






 運営にッ、消されるッ!!!!!






 ……嘘だよ。




 本当は、占いで“今はまだ早い”って言われた。


 僕はそういうのを信じるタイプだ。しかも先生、妙に当たるからタチが悪い。

 

 つまり――今付き合ったら、いろいろ早すぎて高校生活が終わる。




 ……要するに、今付き合ったら、、らしい。




 どうやら僕たちは、所謂、運命の相手らしい。


 ……『対の片方』というらしい。


 死ぬ程バカップルになって、そして、子孫繫栄する程、僕たちは体の相性もよく……愛するらしい。


 頑張れば、ギネス記録を軽く超えるほど作るらしいっス。僕たちの愛の結晶が。


 例え、ゴ〇してようと、キスしようと、絶対に出来てしまうから、

 付き合うならそういう覚悟を持ちなさい、と。


 付き合うなら、せめて卒業してからにしなさい、と。


 ――その占いの先生に釘を挿されていた。





 だから、まだ付き合うことができない。


 お互い、好きなことは知っている。


 だけど、僕はまだ、君を守るだけの力は備わってないから……




 まだ、無力なガキだから……





 というわけで、今日も僕は鈍る。

 互いに好きなのに、鈍る。


 彼女との未来を守る為に――わざと、鈍る。




 ……鈍るたびに、好きが増えていくのは――僕だけの秘密だけど。


 ……君に嫌われない程度に……こうして、今日も……


 まあ現実には、こんなことをし続けたら、そのうちみーちゃんに愛想尽かされるんだろうけど……


 ――ネガティブ沼に片足突っ込みかけた、その時。




「――正三!」




 顔を上げると、みーちゃんはさっきのことなんか忘れたみたいに、僕の好きな笑顔を見せた。


「とりあえず、これからも、よろしくねっ」

「……うん!」


 ……これは僕とみーちゃんの、お互い好きだけど、鈍らなきゃいけない……


 そんな物語だ。

 

※続く?

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