第15話 剣士の名
巨大なオーク。
鑑定が走る。
《重装オーク
レベル12
筋力:高
耐久:高》
「正面は、
得策じゃない」
次郎は退かない。
身体強化を
四度、
五度。
身体が軋む。
だが意識は冴えている。
オークの斧が振り下ろされる。
次郎は
紙一重でかわし、
膝裏を斬った。
動きが鈍る。
次は肩。
次は首筋。
最後に、
確実な一太刀。
オークは崩れ落ちた。
次郎は剣を納める。
「勇者じゃない」
「だが、
剣士だ」
地上に戻ると、
冒険者たちの視線が変わっていた。
「あの人、
一人で中層を?」
「名前は?」
次郎は名乗らない。
だが噂は広がる。
――老剣士。
――レベル1のまま、
ダンジョンを制する者。
無双は始まった。
静かに、
確実に。
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