第12話 真価


ギルドに戻ると、

視線が集まった。


「あの爺さん、

またダンジョンか」


「初心者向けを

一人で?」


次郎は気にしない。


受付嬢が

ステータス更新を行う。


水晶が光る。


《レベル1》


変わらない。


だが、

能力値は確実に

底上げされていた。


「レベルは

ただの目安だ」


次郎は理解した。


身体強化は、

数値を超える力だ。


剣を振り、

積み重ねる。


それだけでいい。


勇者の称号はない。

だが剣士の矜持がある。


次郎は剣を背負い、

次の依頼書を見る。


より深い階層へ。


老剣士の無双は、

ここから加速する。

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