第11話 試し斬り


翌日。


次郎は再び

灰石の穴へ向かった。


目的は討伐ではない。

検証だ。


身体強化を

一度、二度。


呼吸が軽い。


三度目で、

足裏の感覚が変わる。


「……これ以上は

危険か」


限界を探る。

それも剣士の務めだ。


現れた魔物は、

複数のゴブリン。


次郎は退かない。


身体強化、

四度目。


筋肉が軋む。


だが剣は速い。


一閃。

二閃。


魔物が倒れる。


呼吸は荒いが、

制御できている。


「重ね掛けは

諸刃だな」


だが、

使いこなせば

剣は嘘をつかない。

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