第4話 隣町リューン


街道を半日歩き、

次郎は町の門をくぐった。


木造の柵と石畳。

城下町よりは小さいが、

人の往来は多い。


「ここが隣町か」


門番は次郎を一瞥し、

特に止めもしなかった。


市場では野菜や肉が並び、

異世界であっても

生活の匂いは変わらない。


次郎は胸の奥で

少しだけ安堵した。


飢えることは、

当面なさそうだ。


通りの端に、

剣と盾の紋章が見えた。


冒険者ギルド。


「仕事場は、

あそこだな」


次郎は迷わず扉を押した。

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