第11話 翠影の森
迷宮を抜けた先、朝日の光が森を照らす。
木々は深い緑に包まれ、鳥の声が響く。
アリスは小さな手で剣を握り、胸を高鳴らせる。
「ここが……新しい場所」
足元の草を踏みしめ、深呼吸を一つ。
迷宮での経験が身体に染みついている。
転移の感覚も鋭く、距離や位置を正確に把握できる。
剣士レベル10の力を実感しながら森を進む。
すると、低く唸る声が聞こえた。
茂みの中から、狼型の魔物が二体飛び出す。
牙を剥き、素早く跳びかかってくる。
アリスは瞬時に判断し、転移で間合いを取った。
「転移!」十メートル先へ跳び、攻撃を回避する。
魔物は尾で床を叩き、砂塵を巻き上げる。
アリスは斜め後方に転移し、斬撃を加える。
跳び、斬り、再び転移――連続の動作が自然だ。
森の地形を活かした立体戦闘になる。
樹の枝に跳び、地面の石を踏み、回避しつつ斬撃。
小さな身体が光の軌跡を描き、魔物の攻撃をかわす。
戦術の幅は迷宮で鍛えられ、より自由自在だ。
魔物が素早く連携して攻撃してくる。
前衛が牙で斬りかかり、後衛が魔法で援護する。
アリスは跳び、斬り、転移――動作を連携させて反撃。
剣士レベル10の力が、戦術と動きの精度を支える。
戦闘の合間、森の障害物も利用する。
倒木や岩を盾にし、転移で位置を変えて斬撃の角度を作る。
一瞬の判断が勝敗を分けるが、アリスは冷静だ。
跳び、斬り、転移――連続動作は自然で滑らかだ。
魔物の動きを読み、攻撃パターンを把握する。
牙の速度、尾の範囲、魔法の飛距離――
すべてを計算して転移し、斬撃で隙を作る。
森の中で小さな剣士が光の軌跡を描く。
ついに魔物を倒すと、静かな森に平穏が戻る。
アリスは深く息をつき、剣を握りしめた。
剣士レベル10の力は完全に定着しており、
戦術・攻防・転移が一体化している。
森の奥には古い石碑があり、手を触れると
魔力が身体を駆け巡り、感覚が研ぎ澄まされる。
次の冒険への準備は整った瞬間だ。
小さな剣士は新たな挑戦に胸を躍らせる。
部屋の隅には宝箱があり、巻物と魔力の結晶。
巻物には森での立体戦闘・障害物利用の戦術が書かれている。
アリスは目を輝かせ、次の冒険に備える。
迷宮を越えた後も、挑戦は続くのだ。
通路を進むごとに、森は深く、茂みや湿地、崖が続く。
だが、剣士レベル10のアリスは恐れず進む。
剣と転移、そして勇気を胸に、
小さな少女の新たな冒険は今、始まったばかりだ。
「私は……負けない」
森に響く声は光となり、
成長した力、研ぎ澄まされた感覚、
すべてが新たな戦いへの糧となるのだ。
翠影の森を抜けた先に、新たな魔物と試練が待つ。
アリスは小さな身体で、確かな意志を胸に、
次の戦いに向けて一歩踏み出す。
冒険はまだ、終わらないのだから。
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