第5話 旋風の試練
迷宮の奥は風が渦巻き、床が不安定に揺れる。
アリスは小さな手で剣を握り、踏み出す足を確かめる。
「気を抜くな……」心の中でつぶやき、
壁の光る紋章を目印に進む。
通路の先に、旋風を纏った魔物が現れた。
体を回転させ、刃のような風で攻撃してくる。
アリスは反射的に「転移!」十メートル先に跳ぶ。
風が床を巻き上げ、微かな砂塵が舞う。
魔物は素早く距離を詰める。斬撃を避けながら、
アリスは連続転移で背後を取り、反撃する。
跳び、斬り、再び転移――旋風の中で舞う少女。
小さな身体が光のように通路を駆け抜ける。
戦闘の合間、床の罠が作動する。
回転する刃が飛び出し、電撃の柱も現れる。
アリスは転移で回避しつつ、剣で刃を弾く。
一瞬の隙を突き、魔物に斬撃を加える。
戦いを続ける中、アリスの剣士レベルは6に上がる。
剣の扱いはさらに正確になり、攻撃速度も増した。
防御技術と判断力も向上し、複数の敵を相手に
自在に動けるようになる。転移は階層内で1階層上下も可能だ。
次の部屋には、前衛・中衛・後衛の三体が待つ。
一体は火の剣を持ち、一体は雷の矢を放つ。
残りは背後から影の魔法攻撃を仕掛ける。
アリスは距離を取り、連続転移で敵の攻撃を避ける。
跳び、斬り、転移――一瞬の判断で敵を翻弄。
防御と攻撃の連携は、レベル6ならではの戦術だ。
斬撃の衝撃が迷宮の壁に響き、
雷の矢が床に刺さるが、アリスは回避する。
連続戦闘の末、アリスは勝利を収める。
息を整え、剣を握りしめると、
迷宮の奥に光る石碑が立っていた。
手を触れると、魔力が身体を駆け巡る。
攻撃力、防御力、転移精度――すべてがさらに向上。
剣士レベル6の力を手に入れ、戦略の幅も広がった。
次の階層への道が、確かに開かれる。
部屋の隅に小さな宝箱を見つける。
中には古い巻物と魔力を高める結晶が入っていた。
巻物には連続戦闘での転移応用法が記されており、
アリスは目を輝かせ、次の階層への準備を整える。
迷宮の奥はさらに深く、試練は苛烈になる。
だが、剣士レベル6のアリスは恐れを知らない。
剣と転移、そして勇気を胸に、
小さな少女の冒険はさらに深まっていく。
「私は……絶対に負けない」
迷宮の闇に響く小さな声は光となり、
経験と成長、研ぎ澄まされた感覚――
すべてが次の戦いへの糧となるのだ。
旋風の階層を越えた先に、新たな魔物が待つ。
アリスは小さな身体で、確かな意志を胸に、
次の戦いに備えて一歩踏み出す。
冒険はまだ始まったばかりだから。
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