第4話 影と雷の試練


迷宮の奥は、闇が濃く、雷鳴のような音が響く。

アリスは腰の剣を握り、慎重に歩を進めた。

「焦らず……一歩ずつ」心を落ち着け、

足元の光る石を確かめながら進む。


通路の先に、影の魔物が待ち構えていた。

四本の腕を持ち、刃を振り回す。動きは速く、

見切るのは困難だ。アリスは瞬時に判断する。

「転移!」十メートル先に跳び、攻撃を避けた。


魔物は鋭い刃で襲いかかるが、アリスは連続で転移。

跳び、斬り、避ける――剣と移動が自然に一体化する。

影の魔物の隙を見つけ、斬撃を加えると、

鎧の隙間に鋭い切れ目が入り、魔物は呻いた。


戦闘は続く。次々と現れる魔物。

前衛、中衛、後衛と、攻撃の種類も多様だ。

アリスは転移を駆使し、距離を取りつつ、

隙を見つけて連続斬撃を繰り出す。


跳躍と斬撃の動きはまるで舞踏のようだ。

雷鳴と魔物の叫び声が迷宮に響き渡る。

アリスの小さな身体は疲れを感じるが、

集中力は途切れない。戦術は自然に身についていた。


連続戦闘の末、アリスは剣士レベル5に到達する。

剣の扱いは滑らかで、攻撃範囲も広がった。

防御技術も向上し、敵の攻撃をかわしながら

反撃する力が身につく。転移もより自在だ。


階段を上ると、床には雷の罠が仕掛けられていた。

踏むと電撃が流れ、魔力を持つ岩が飛んでくる。

アリスは瞬時に転移で避け、剣で岩を受け止める。

跳び、斬り、再び転移――連続動作は正確無比だ。


奥の部屋には巨大な雷竜型の魔物が待ち構えていた。

翼を広げ、雷の矢を放つ。炎と違い、電撃は速い。

アリスは転移で間合いを取り、雷を避けながら斬撃。

跳び、斬り、再び転移して背後を狙う戦術が光る。


戦いの中、アリスは魔物の攻撃パターンを把握する。

雷のタイミング、飛び道具の軌道、翼の動き――

すべてを読み取り、連続転移と斬撃で対応。

剣士レベル5の力が完全に発揮される瞬間だ。


魔物を倒すと、迷宮の奥に光る石碑が現れる。

手を触れると魔力が流れ込み、身体が熱を帯びる。

攻撃力、防御力、転移の精度――すべてが向上。

次の階層への準備は整った。


部屋の隅には小さな宝箱が置かれていた。

中には古い巻物と、魔力を増幅する結晶が入る。

巻物には連続戦闘での転移の応用方法が記され、

アリスは目を輝かせ、次の階層を目指す。


迷宮はますます深く、試練は苛烈になる。

だが、剣士レベル5のアリスは恐れを知らない。

剣と転移、そして勇気を胸に、

小さな少女の冒険はさらに深まっていく。


「私は……絶対に負けない」

小さな声が迷宮の闇に響き、光となった。

戦いの経験、成長した力、研ぎ澄まされた感覚――

すべてが、次の戦いへの糧となるのだ。


迷宮の雷壁を越えた先に、さらなる試練が待つ。

アリスは小さな身体で、確かな意志を胸に、

次の階層へ一歩踏み出す。

冒険はまだ、始まったばかりなのだから。

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