第3話 あらためて見たら、生徒会って魅力的な人ばかりなんですね♡

 「エスちゃん、今日の会議はどんな感じだったの?」

エスターテが、寮の部屋に入るなりメリーナが話しかけてくる。

「どうしたのよ、あなた。生徒会には興味なかったんじゃないの?」

いぶかしげにエスターテはメリーナに視線を向ける。

「なんか、急に生徒会に興味がわいてきたの」

「はあ~、意味わかんないわよ。・・誰が目当てなの?」

「ロイヤルブルーのカチューシャをしている人、生徒会の人なんでしょう?」

「はあ?あなた、生徒会長を知らないの?」

「今日、見かけて気になっていたの・・」

「彼女は、リヴィア・テンプル。高貴なるヴァンパイアよ」

そう言いながらエスターテは、ほおを赤く染めていた。

「ねえ、生徒会を見学できないかな♡」

「はあ?」

見上げまなこで近づいておねだりしてくるメリーナに、エスターテは何も言えなくなっていた。



「本日は、欠員が出ている委員会メンバーに名乗り出てくれた見学者を紹介する」

翌日の放課後の生徒会執行部室で、生徒会長リヴィア・テンプルはメリーナを執行部の面々に紹介する。

「メリーナ・フレヴァリです。よろしくお願いいたします♡」

満面の作り笑顔でメリーナで頭を下げてお辞儀をする。

「体育委員長のアウラ・ヴェレーノ、よろしく!」

「文化委員長のシュシュ・フルールよ」

「風紀委員長のルシア・ラヨです」

「広報委員長のマノン・ブルイヤールですわ」

「保健委員長のデイジー・ダイアモンドで~す」

「会計のミハル・シルバです」

「書記をうけたまわっていますウジェーヌ・カステランと申します」

「よろしく、副会長のジョフリー・ヴィジルだ」

「そして私、生徒会長のリヴィア・テンプルです。欠員が出ているのは体育委員ですので、会議の後でアウラさん、見学と説明よろしくお願いしますね」

そして、会議が始まるとメリーナは部屋の片隅の椅子で会議の様子を見学させてもらっていた。


(副会長と会計以外は女生徒なんですよね。さて、どのシナリオに一番近い展開になるのかなぁ~)

(う~ん、洗脳、入れ替わり、どちらのシナリオだろう?全てのシナリオを体験したわけじゃないからな~。最終的には味方になってもらわなければ先に進めないし、今回は誰だろう?風紀委員長が一番怪しいのかな?生徒会長だったら、ほぼ無理ゲーになるんだよな~)

観察の為にみなをガン見し続けるメリーナは次第に観察より、みなから漂う匂いに夢中になってしまっていた。


しかし、あらためて見たら、生徒会って魅力的な人ばかりなんですね♡

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