【問四】何故、貴方を誘ったのでしょうか?
十二月二十二日、夜。冬休みが始まり僕は退屈していた。特にやる事も無く、ゴロゴロ小説を読んでいるとピロン!とスマホが鳴った。どうせ公式からのお知らせかなんかだろうと過度な期待をせずにメッセージを開くと…
奈世さんからだった。
『こんばんはー!!何故私は今、徳野君にメッセージを送っているでしょーか?答えは、、一緒に遊びたいなぁと思って!明日空いてるかな??』
そう言えば奈世さんに予定聞かれて冬休みは何もないって言ったっけ…。でも急すぎて何も準備出来ていない。とはいえ、暇すぎてどうにかなりそうだったし女子からのお誘いほど嬉しい事はないのでOK!と二つ返事をして明日に備えた。
昼過ぎからの集合だったが正直、女子と二人(しかも可愛い…)で初めて遊ぶこともあり、楽しみと緊張が混ざり合い、七時くらいに起きてしまった。
『今日はどこ行くの?』と奈世さんに聞いた。しばらくして、『今日は遊ばないよ?時間、よく見てよ!笑笑』と返信が来た。奈世さん、いつもこんな早起きなんだろうか。
僕は言われた通りに昨日のメッセージの時間を確認する。メッセージが来た時間は十二月二十三日午前零時だった。ということは…。二十三日で明日って事だから…、クリスマスイブに奈世さんと遊びに行くってこと!?
『え、えぇ!?いいの!?奈世さん、誰かと予定とか無いの??大丈夫なの??』ハテナ一つでは無愛想に見えるので二つにしておいた。
『全然いいよ!というか、誰かさんと遊ぶために予定空けてたから!』とキラキラの絵文字付きで返信してきた。『それって僕?』と送ろうとした瞬間『プレゼント交換会、楽しみにしてるね?』と立て続けに送られてきた。一回も他人にプレゼントなど渡した事のない僕にとって女子にプレゼントを渡す事は、ストーリー序盤主人公がラスボスに挑むくらいの難易度である。というか前日にそれ言うのは無茶振り過ぎないか?しかし、約束してしまった以上最善を尽くさなければいけない。
僕はショッピングモールに行き色々と物色した結果、"ロウバイ"の香水を買った。清涼感がありつつ、甘い感じが奈世さんに似合うと思ったからだ。
奈世さんは、どんなプレゼントをくれるのだろうか。密かに期待している自分がいた。
【徳野、問四の答え】僕の事が…。いや、そんな訳ない。
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