第4話 私の利用法
そして、現在13館の貸出カードが手元にあります。
最大活用していた時は、その殆どをフル回転して、常時手元に図書館から借りた本が100冊以上ある状態を1年以上維持していました。貸出2週間+延長2週間の4週間を基本サイクルとして、4週間毎に2-3館を一筆書きルートで回って借り換えします。1週間毎にA/B/C/Dの4ルートをローテーションで繰り返す感じです。
実際には、貸出期間の違いや、他の利用者から予約が入って更新できずに返却したり、図書館の年一回の整理休館をはさんで長期貸出になったりと、イレギュラーが続発します。そもそも、100冊以上を4週間サイクルで入れ替えると、概算で1250冊/年の本を借りている事になります。いくらなんでも、これは読みきれません。
そもそも、本好きな人であれば、ある程度は本を買っていると思います。
図書館で借りる本は、様々な理由で買えない本や、買わないけれど何らかの興味がある本でしょう。私の場合、最初は『読んでみたい本』を片っ端から借りていました。自分では買いきれないものの興味はある本、が中心です。10館以上利用可能になると、カーリルで横断検索すればかなりの割合でどこかに所蔵があります。調子に乗って借りまくっていたら、100冊以上に膨らんでいました。
ここで、発想の逆転が起こりました。
別に(全部)読まなくてもいいか、と。
読まないかもしれないけど、ちょっとだけ興味を惹かれた本を、読めないかもしれないけれど一旦借りてみる。居間の棚に並べておいて、家事や介護の合間の通りすがりに、気が向いたら手にとって読んでみる。面白かったらラッキーだし、面白くなければまぁいいかで中断したりする。2週間の期限日に更新して追加の2週間、合計4週間で読めても読めなくても一旦返却する。入れ替わりにまた読めないかもしれない本を借りてくる。
こんな読書生活をしていたら、自分の読書傾向が少し変わった事に気付きました。
何だか、少し視野が広がったような気がする。
自分のお小遣いというか可処分所得はかぎられているので、買う本はどうしても厳選した『非常に欲しい本』『絶対に読むぞという本』になってしまいます。それは、どうしても自分の興味や趣味の中心付近に偏ってしまうのですな。読んでいて自分でもマンネリ感を覚える時があるものの、なかなか広く周辺領域の本までは手が届かない。金銭的にも、読書キャパシティ的にも。
そこに、別に読めなくてもいいか、くらいの気楽な気持ちで図書館から借りた本を、いつでも読める手元に並べておく。これが、自分のメイン読書傾向の本を読見終えて、少し味変してみようかな?と思ったときに目の前にある。と、意外に読めてしまうのです。読めたらラッキー、読めなくても返せばいいだけ。心理的負担がないと、気軽な分だけ手を出しやすくなったような気がする。
これまでは本を選ぶ時に、無意識に『買うか否か』の高いハードルで考える癖がついていた様な気がします。これを、気軽に図書館から借りることで、非常にハードルの低い第2コースが併設されたのです。知人との話題でちらっと出てきた本のタイトルをカーリルの『読みたい本』に放り込む。読んでいた本の中で出てきた、そこまで調べんでもいいかなと思いつつも参考文献を放り込む。SNSで話題に出ていた本をとりあえず放り込む。どちらかというと自分の文脈では現れない、他人の選んだ本をノイズとして混ぜておいて、後でリストを見返した時に何となくピンと来た本を借りてみる。読まないかもしれないけど、別にそれでいい。
という感じの意識改革がありました。
自分の好きなメインの本はあまり変化無いものの、読書の山の裾野が広がった様な気がします。だからどうだと言ってしまえばそれまでですが。
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