新しいスタートを切るために

就職した工場を辞めて私はフリーターになった。心が壊れるくらいなら辞めて正解だった。フリーターのメリットもある。正社員はどんなに働いても一定のお金しか入って来ないが、フリーターは働けば働くだけお金をもらえる。自分の時間を作ることも心に余裕を作ることも出来た。そのお陰で冷志とまたメールを始めることが出来た。自分が壊れなくて本当に良かったと思う。これからは海外に語学勉強に行くための勉強もしっかりやっていこう。

 伊「んで、何で俺の家に来た?」

 森「メールでも言ったように私が語学勉強に行けるように協力してほしいの」

 伊「俺今日は久しぶりに何もない休日なんだけど」

 森「何もないなら勉強に付き合ってくれていいでしょ。英語部の部長さん」

私はりんたろう家へ英語の勉強に行った。りんたろうは英語部の部長だっただけはあり英語が得意だ。先生にはもってこいだった。しばらく勉強をしていたらお昼時になった。

 伊「仕方ない、何か作るよ」

 森「えー、本当に作れるの?」

 伊「何のために料理の専門学校通っていると思ってるんだ」

そうしてりんたろうは材料を買いに行き料理を始めた。正直驚いた。フランスレストランで出てくるような綺麗に飾り付けされた美味しそうな料理が出てきた。

 森「頂きます」

 伊「どーぞ」

私はりんたろうの作った料理を一口食べた。とても美味しかった。フランスレストランにはほとんど行ったことがなかったが、お店に出てきてもおかしくないくらい。

 森「美味しい!もうお店開けるんじゃない?それくらい美味しい」

 伊「この程度じゃお店なんて開けないよ」

りんたろうは謙遜していたが、私は将来絶対にフランス料理店を出せると革新した。それくらいりんたろうのご飯は美味しかった。お昼ご飯の途中最近の近況の話になった。

 伊「仕事を辞めてどう?」

 森「重荷がなくなった感じかな。こうやって英語の勉強をする時間も出来たし」

 伊「仲の良い男子とか出来てないの?」

 森「出来てないよ。でも、冷志とはまたちょくちょくメールを始めたかな」

 伊「お、そのままよりを戻すの?」

 森「そんなんじゃないよ。冷志とは友達に戻っただけ。りんたろうは彼女と別れてから新しい人出来たの?」

 伊「俺はもう恋愛しないって決めたから」

 森「そっか」

そんな話をしながらお昼ご飯を二人で食べた。

お昼ご飯を食べ終わってから英語の勉強を再開した。結局夜までりんたろうに勉強を付き合ってもらった。今日一日で大分英語に自信がついた気がする。りんたろうの教え方の賜物だ。

 森「先生、今日はありがとうございました。また宜しくお願いします」

 伊「もう勘弁だな。英語の先生も、料理を作るのも」

 森「それじゃ、またね」

 伊「今度は自分一人でやれよ」

今日一日りんたろうに勉強を見てもらったがりんたろうには悪いことをしてしまったかなという気持ちが少しだけあったが、時間があったらまた勉強を見てもらおう。りんたろうとの勉強楽しかったな。

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