第7話 エスカレートしていく

週に一度くらいの頻度で、むーこーは家にくる。

だけど大抵、祖父がいる。


そして、それが本来の目的であるかの様に、祖父と楽しそうに話をして、帰っていく。


月に一度程度、祖父が居ないタイミングで来る。


その日は、必ず納屋に連れていかれる。


あれから、段々と行為がいやらしくなってきた。

最近では胸を舐めたりするのも当たり前の行為になっていた。


私も、見られる事になんの恥ずかしさも感じなくなる。


ヌルっとした舌が気持ち悪いのに、そのうち気持ちよくなる。


そんなの…自分の頭がおかしいのだと思った。


きっと私は、変態なんだと思っていた。


だけど、直接"下"を触られる事はなかった。


ショーツを脱がされる事もなかった。


私が中学の制服を着るまでは。



ーーー


その年、中学生になった私は

学校でお下がりの制服を希望者にあげるPTA主宰の活動のお陰で制服が手に入った。


祖父は「義務教育のクセにあんな何万もする制服なんか納得いかない!」と入学前から文句ばかり言っていたから、制服を無料で調達できた事に上機嫌で、指定の上履きや体操服は買ってくれた。


制服を着れば、ボロボロの服じゃないだけマシになった。

お古でも、綺麗にクリーニングされていた。


新しいクラスでは、小学校の違う女の子達と仲良くなった。


だけど、二学期になる頃には同じ小学校からの子達から聞いた何かの噂で、

数名の友達だった子は急にそっけなくなった。


それでも3人位は変わらず話しかけてくれて私は同じ年の女の子と話す楽しさを久しぶりに思い出した。


その事で学校が少しだけ、楽しくなった。


ーーー


学校から帰ってくるとむーこーがいた。


「よう、おかえり。やっちゃんの制服姿そそるな」


そう言って腰を撫でてきた。


中学生になった時やっと買って貰えた二枚のスポブラは、毎日交互に着けていたせいでゴムが緩んできてヨレヨレになっていた。

むーこーが下から手を伸ばすと簡単に隙間から侵入して胸に手が届く。


台所でそんな事をされて、焦る。

祖父は家にいた。

見つかったら大変な事になる。


「むーこー、やめて」


「はいはい。やめたよ」


パッと手を離した。


そのすぐ後で奥から祖父が来た。

私はヒヤッとした。


「保江!お前は早く着替えて勉強しろ!」

といきなり怒鳴った。

それから急に表情を和らげて

「むーこー、会社はどうだ?」

と声まで明るく機嫌よくなる。


むーこーは大学卒業後、祖父が関わってる会社に縁故採用で勤めだしていた


「彼女は出来たのか?」


「はは、じいちゃん。俺なんかモテないよ」


「そんな事あるか!女どもは見る目がないんだな」

親バカみたいな言葉だった。

私は聞こえてきた会話に呆れて口元が笑った。


むーこーは少しも格好よくない。


太ってはいないし、ガリガリでもない。


だけど、腫れぼったい目と、大きな鼻。


髪型も変だし、何一つ外見の魅力がない。


きっと彼女なんていたことないだろう。


だけど、私の前ではいつも慣れた手付きで

余裕あるフリをしていたな。


ーーー


その日曜日は祖父が朝から出掛けていた。


何か大きな集まりがあるとかで、祖父が珍しくちゃんとした格好をして出掛けていった。


私は無意味な外出は禁止されていた。

数少ない学校の友達と外で会えるのはせいぜい、試験前勉強で図書館に行く時だけだ。

図書館に行くのも祖父の許可がいる。


学校以外は、いつも家にいた。


小学校の時、移動教室や修学旅行は祖父が渋って行けなかった。

先生も説得してくれたが、金を出してやるわけにはいかない。


お金がかかることは諦めるしかなかった。


だけど、私はそんな事すら当たり前とすぐに諦められる程、この祖父のやり方に慣らされていた。


ーーー


昼前にむーこーが来た。


そして、祖父が居ないのを知っていた


「今日は部屋でプロレスごっこをしよう」


素肌にTシャツとショーツだけの姿になるように命令された


「わかった」


私はむーこーが言う事に逆らえなかった。


「うわぁ…やっちゃん、エロいな」


いつもの上に乗るスタイルじゃなかった。


私の上にむーこーが乗ってきて、Tシャツを捲り、胸を舐めた。

どうせ捲るならTシャツなんて着ていなくてもいいのにと思っていた


私の手をトランクスの上から股間に当てさせた。


むーこーが私のショーツのクロッチに触れたとき

彼が「あ!」と声をあげた


ショーツがほんのり湿っていた。


その事で、さっきよりもっと興奮したみたいに、むーこーは時々苦しそうな息を漏らしてた


ショーツの隙間から指を入れてきた


「汚いよ、やだ、やめてよ」


私はそんなところを触られて気持ち悪かった


ぬるっとした部分を、むーこーは触るのをやめない


「うわ…濡れるって…本当に"こんな"なんだ」


むーこーは初めて触ったようで感動したみたいだった。


気持ち悪いのも、むずむずして気持ちいいのも変わらない。


でも、やっぱり、汚いとこを触られて不快に思う方が強かった


その日私も初めてむーこーのモノを直接触らせられた。


私の手の上からむーこーの手が重なって

動かされた。


数回上下に触らされて、先っぽから液体が飛び出す。


男の射精を初めて見た。


変な匂いが鼻につくし、ベタベタしないのにサラサラでもない


それは、ただ、吐きそうになる程

気持ち悪かった


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