第3話 ノリの良い2人と疑似ハーレム展開?
ウチの恋人も大分末期的な性癖を隠し持っていたらしい。
俺が他の女の子とイチャイチャしてる所を想像すると、いつも以上に夜中のセルフバーニングがはかどってしまったそうな。
恋人の秘密プレイ事情にスタンドアップしそうになる。
恋歌ちゃん、可愛すぎるだろ。
「よし、とりあえず経緯と情報を最初から整理するぞ。あと、ここじゃなんだ。個室スペースに移動するか」
「そうだねー。生々しい話になっちゃうし」
大分今更だが、ここからは更に過激な話に入っていくだろう。
俺達は仕切りに囲まれた個室っぽいコーナー席に移動して、ようやく本題に入ることになった。
恋歌ちゃんが注文したストロベリーパフェをスプーンで突きながら、翔子が改めて口を開く。
「じゃあ改めて説明するね。私の彼氏――名前は『神崎悠真(かんざき・ゆうま)』っていうんだけど、大学三年の医学生。見た目はまあ普通にイケメンで、頭もいいし、将来も安泰って感じの人」
「で、その人が他人棒じゃないと勃起しないって話だったな」
俺はストレートに言った。遠回しにしてもしょうがない。
翔子は少し頬を赤らめながらも、平然と頷く。
「うん。最初は私も『え、マジで?』ってなったよ。でも彼、結構真剣に悩んでてさ。『翔子のこと大好きなんだけど、どうしても興奮のスイッチが入らない』って泣きながら言ってきたの」
恋歌ちゃんがパフェを食べながら相槌を打つ。
「それで翔子ちゃん、最初は『私じゃダメなの?』って泣いてたんだよね。私、電話で三時間くらい慰めてた」
三時間……。天使すぎるだろ、俺の彼女。
「で、結局彼が提案してきたのが『寝取らせプレイ』。要は、私が他の男とセックスしてる姿を見ると興奮できるってタイプらしいの。AVとかでよくあるやつ」
「よくあるって、女の子もそんなAV見るのかよ」
俺は思わずツッコんだ。
翔子がニヤリと笑う。
「翔吾こそ、隠れてエロ同人読んでるくせに」
「黙れ」
恋歌ちゃんがクスクス笑ってる。もう完全にこの二人は共犯関係だ。
「で、竿役の候補として最初に浮かんだのが翔吾だったってわけ」
翔子が俺の顔を覗き込んでくる。また柔らかい胸が腕に当たる。意識しちゃいけないのに、ふにゅっとした感触が脳にダイレクトアタックしてくる。
「理由は三つ。一つは翔吾なら絶対に口が堅いって信頼してるから。二つ目は……まあ、昔から体は悪くないなって思ってたし」
おいおい、幼馴染みにエロい目で見られてたってことかいな。
普通男のセリフだぞそれって。ちょっと興奮してしまうじゃないか。
「三つ目は?」
俺が聞くと、翔子は少し照れたように目を逸らした。
「……レンたんがOKしてくれると思ったから」
俺と翔子が同時に恋歌ちゃんを見る。
恋歌ちゃんはパフェを食べ終えて、にこにこと笑っているだけだ。
「やっぱりマジなのか?」
カフェのBGMが一瞬遠のいた気がした。
「うん。だって……翔くんが他の女の子とエッチするところ、私もちょっと見てみたいかもって思っちゃって」
「そうかぁ…恋歌ちゃん、そういう感じの癖をお持ちだったのね…」
「だって想像しただけでなんかドキドキしちゃって……。翔くんが私以外の女の子に欲情してるところとか、普段見られないし。それに翔子ちゃんは仲良しだから、変な嫉妬とかあんまりないっていうか……」
翔子が「ほらね?」って感じで肩をすくめる。なんでお前がドヤ顔してるんだよ。
「だから私が事前にレンたんに相談したんだよ。『翔吾がOKなら、私もいいよ』って言ってくれたから、今日こうやって三人で話してるわけ」
俺は頭を抱えた。
意味は分かるのに理解を拒む現象、第二弾である。
要するに――
・翔子の彼氏は寝取らせじゃないと勃起しない
・翔子はその彼氏を愛してるから、なんとかしてあげたい
・その竿役に俺が選ばれた
・しかも俺の彼女までそれに賛成してる
ってことか?
「いやいやいや、ちょっと待てよ。俺は別に引き受けるって決めたわけじゃ――」
「条件なら聞くよ」
恋歌ちゃんがさらりと告げた。うちの恋人ってば、すっかり翔子サイドに立っていらっしゃる。
「翔くんが嫌じゃなければ、私的には全然アリ。っていうか……正直、興味ある」
恋歌ちゃんは軽い寝取られ性癖を持っているということだろうか。
そこに追従するように翔子も続ける。
「もちろん無理強いはしないよ。でももしやってくれるなら、私からもお礼はちゃんと――」
「どんなお礼だよ」
俺は警戒しながら聞いた。
翔子は悪戯っぽく笑って、耳元で囁いた。
「例えば……レンたんに見られながら、私が翔吾のアームストロング砲を丁寧にしゃぶってあげるとか?」
「誰がアームストロング砲だ」
「レンたんから聞いてるよ。凄いんでしょ?」
俺の股間がビクンと反応してしまった。ズボンの中で正直者が元気に挨拶を始める。
恋歌ちゃんがそれを見て、くすくす笑ってる。女子トークで俺の肉体プライバシーは貫通しているらしい。
「翔くん、もう反応しちゃってるよ?」
くそっ。この二人に囲まれたら、俺の理性はどうなるんだ。
俺は深呼吸して、なんとか冷静を装った。
「OKベイベー……とりあえず、条件を聞こうじゃないか。
ただし、俺が最終的にNOって言ったら、それで終わりだ。
それでいいな?」
翔子が満面の笑みで頷く。
「もちろん! じゃあ早速、条件交渉始めようか」
恋歌ちゃんも目をキラキラさせて、
「私も条件出していいよね?」
カフェのコーナー席で、俺たちは奇妙な「条件交渉」に突入した。
翔子がスマホをいじりながら、まずは自分の条件を並べ立てる。
「まず一つ目。場所は私の家がいいかな。親は週末旅行が多いし、悠真くんもそこで見学できるから」
「見学って……お前、マジで彼氏に見せながらやるつもりかよ」
俺はため息をついた。想像しただけで頭が痛くなる。
翔子は悪びれずに頷く。
「もちろん。そこがポイントだからね。悠真くんが興奮できるように、ちゃんとカメラとかセットしてさ。翔吾のテクで私を喘がせてくれれば、彼もきっと元気になるよ」
テクって……。俺は彼女持ちなのに、そんな話に乗るのか? いや、まだ乗ってないはずだ。
恋歌ちゃんが横から口を挟む。
「カメラはいいけど、録画は絶対ダメだよ。プライバシー大事だからね。翔くんも安心してできるように」
「了解~。じゃあ二つ目。翔吾には事前に『予行演習』させてあげるよ。私と二人きりでさ、悠真くん抜きで練習みたいな」
予行演習? それってただの浮気じゃねえか。
「待て。お前の彼氏を抜きでやる意味あんのかよ」
俺がツッコむと、翔子は少し目を細めて笑った。
「意味あるよ。翔吾が緊張しないようにさ。昔から知ってる私なら、リラックスできるでしょ? それに……翔吾の体、意外と楽しみかも」
彼女の視線が俺の胸元から下へ滑る。冗談っぽく言ってるけど、なんか熱っぽい目だ。幼馴染みのくせに、そんな目で俺を見るなよ。
やっぱりコイツ、中身はおっさんなんじゃないか?
恋歌ちゃんがクスクス笑いながら、自分の条件を追加する。
「私からも一つ。翔くんが翔子ちゃんとエッチする時、私も一緒にいていいよね? 見てるだけじゃなくて、ちょっと参加したり……」
「参加!? おいおい、恋歌ちゃんまで何言ってんだ」
俺は慌てて止めた。天使がどんどん悪魔化してる気がする。いやさ小悪魔化か?
恋歌ちゃんは頰を赤らめながら、俺の手を握ってくる。
「だって、翔くんが他の子を抱く姿、見てみたいけど……私も寂しくなっちゃうかも。だから、時々私にも触ってくれたり、キスしたりしてほしいな。翔子ちゃんもいいよね?」
翔子が即答する。
「全然OK! レンたん可愛いし、三人で絡む方がエロいかも。悠真くんもきっと喜ぶよ」
三人で……? これ、寝取らせじゃなくてただの乱交パーティーじゃねえか。俺の頭が追いつかない。
「三つ目。翔吾が引き受けてくれたら、私からもお礼するよ。例えば……翔吾の好きなプレイ、何でもしてあげる」
翔子が耳元で囁く。息が熱くて、首筋がぞわっとする。
「翔吾、昔からおっぱい好きだったよね? 私の胸、好きに揉んでいいよ。挟んだりとかもさ」
ぐっ。股間が反応しちまう。彼女持ちの俺が、幼馴染みの胸を想像するなんて最低だ。でも、翔子の体は確かに魅力的で……いや、ダメだ。恋歌ちゃんがいるんだぞ。
恋歌ちゃんが俺の反応を見て、にこにこしながら続ける。
「私も条件追加! 翔くんが翔子ちゃんとエッチした後、私と翔くんのラブラブタイムを入れてね。翔子ちゃんはそこでお休み見学とか」
「それ、なんか翔吾を独占してるみたいでいいね。私、二番目でいいから」
翔子がサラッと言った。二番目? お前、彼氏いるだろ。悠真とかいうヤツが本命じゃねえのか。
俺はそこで疑問を口にした。
「ていうか、お前の彼氏の悠真くんって、こんな話に本当に賛成してんのか? 会ったことないけど、電話とかで確認した方がいいんじゃね?」
翔子は少し目を逸らして、スマホを弄る。
「うん、もちろん賛成だよ。さっきもLINEで話したし。『翔吾くんなら信頼できる』ってさ」
スマホの画面を見せてくるけど、俺には見えない角度だ。まあ、プライバシーか。
「それに、悠真くんは医学生で忙しいから、直接会うのは後でいいよ。住んでいるのも県外だし。まずは翔吾がOKしてくれれば」
なんか曖昧だな。まあ、俺が深入りする話じゃねえか。
恋歌ちゃんが俺の肩に寄りかかってくる。
「翔くん、どう? 条件は悪くないでしょ。私も翔子ちゃんの悩み、解決してあげたいし……それに、翔くんがカッコよくリードする姿、見てみたい♡」
二人の美少女に挟まれて、俺の理性が揺らぐ。翔子は幼馴染みで気心知れてるし、恋歌ちゃんは俺のエンジェル。こんな状況、普通の男なら飛びつくよな。
「……分かった。条件飲むよ。ただし、一回きりだ。悠真くんの癖が治るまで、ってことにして」
翔子が目を輝かせる。
「やった! 翔吾、ありがとう。じゃあ早速、日程決めようか。週末はどう?」
恋歌ちゃんも喜んで手を叩く。
「楽しみ~。翔くん、私たち三人で素敵な時間にしようね」
こうして、俺たちの「寝取らせプレイ」は決定した。
カフェを出る頃、翔子が俺の腕に軽く触れて囁いた。
「翔吾、本当にありがとう。ずっと、翔吾に頼りたかったんだ」
その言葉に、なんか胸がざわついた。幼馴染みのくせに、そんな真剣な顔するなよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます