第5話 バイト代は?
【前回までのあらすじ】
体に刻まれた数字が組織のランキングになる悪の組織
その数字を刻まれたら最後、組織の序列に組み込まれ、反逆も逃亡も不可能に!
怪しい求人チラシに引っ掛かり組織の秘密基地に集められた俺たちは全員、強制的にその数字(BCGナンバー)を左肩に刻み込まれてしまった。
もうだめだぁ・・・おしまいだぁ。
★★★
ここは悪の組織の秘密基地・・・
廃トンネルの「秘密の入り口」からしか入れない地下のアジト。
短期間高収入を謳うクソ怪しいバイト募集に引っ掛かり、俺たちアホなダメ人間たちは「悪の下っ端戦闘員」風の「仕事着」に着替えていた。
「更衣室はキレイ」「制服がダサい」「え?これ着るの?強制?」「俺、バスの運転手さんの制服がいいなぁ」
小綺麗な
キング総統「私はNO.001、
あー、あのダサいコスチュームの総統閣下だ。
「グッ・・・なんだ?苦しい・・・」「命令に絶対服従って、こういうことか!」「逆らおうと考えるだけでアタマ痛い!」「ダメだ!命令に従っておこう!」
周囲の連中が苦しんでいる。ああ、あのハンコ注射されたアレか。命令に従わないと頭痛がするってことか。ナノマシンがどうのっていう。アレ、マジだったんだ。皆、頭痛を恐れて慌てて戦闘員風の制服に着替え始める。総統閣下の館内放送は続く。
キング総統「各自、自分の団員ナンバーを確認し、制服とロッカーに番号を忘れずに記入しておくこと!備品の管理は各自で行ってください!以上です!放送を終わります!」
校内放送かな?
「くそぁ!」「あんな馬鹿っぽい命令なのに従わざるを得ない・・・」「早く!なまえペンを俺によこせ!」「チクショア!このペン、インク切れてるじゃねぇか!」
うわ大変だ、俺も早くナンバー書かないと・・・って俺は何番なんだ?左肩の外側のほうに印字されててよく見えない。おい誰か俺の番号を読んで教えてくれ。
ヤンキー「あー、・・・1000番だな、俺は1007番だ。」
サンキューヤンキー。俺はキリ番をゲットしたらしい。最後に刻印されたヤンキー氏が1007番だから、この秘密基地にいる悪の組織の構成員は全部で1007人・・・って、そんなに!そんな大規模なの?この悪の組織!
「なんか・・・1007の1の数字がなんか薄くない?」
ヤンキー氏の左肩の数字、1だけちゃんと押せてない気がする。
まあどうでもいいけどさ、俺のバイト代ってどうなってんのかね?
構成員にされたなら、報酬が欲しいんだけど。高額の報酬さえ貰えれば、もう悪の組織だろうが何だろうがやってやるよ。
悪の組織の下っ端スーツに身を固め、命令に従い俺たちは第一会議室へと向かった。
・・・いや、どこだよ第一会議室!
★★★
次回 第6話『ブラック・バイト・エンペラー』
涅槃で待つ。
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