第4話 おめでとう!入社式
【前回までのあらすじ】
体に刻まれた数字が組織のランキングになる悪の組織
その数字を刻まれたら最後、組織には逆らえなくなる?!
怪しい求人チラシに引っ掛かり組織の秘密基地に集められた俺たちは、今その刻印を体に刻まれようとしている・・・さあさあさあ、どうするどうする?
【登場人物紹介】
俺:この物語の語り手。カネが無い。判断が早い。
ヤンキー:子供の頃バスの運転手さんになりたかった。
陰キャ女:アニメの名言やネットミームをリアルで口走る。
ハゲジジイ:温厚だが頭髪の話題を振られるとキレる。
エージェント女:ムチの使い手。たぶん強キャラ。
★★★
ムチを片手に構えたままの状態でエージェント女が叫ぶ。
「新入団員の皆様にお知らせでーす!これから皆様の左腕に刻印するBCGナンバー!数字が小さいほうが組織では上位になりまーす!つーまーりー!」
エージェント女が黒スーツの上着を脱ぎ捨て・・・なんか悪の女幹部風の、露出度の高いコスチューム姿に!
ハゲ「イエス!」
陰女「サービスシーン(゚∀゚)キタコレ!!」
ヤンキー「カッケー!」
俺の周囲のダメ人間たちがクソみてえなリアクションしてる。ダメだこいつら・・・。エージェント女、いや、悪の女幹部氏は左腕に刻まれた『NO.007』の刻印を見せつけながら、叫び続ける。
「先に入団したヤツが偉い!最後のヤツが最底辺!さぁ、早く刻印入れないと、最後のヤツが最底辺だよ?早いもの勝ちだぁ!」
うわ。先着順アピールとか、ダメ人間どもに良く効くんだよなぁ。さっきまでナンバー刻印に抵抗していた連中が、急に先を争って刻印を求め始めている。
「さっき脱走をしようとしてた連中は最後でーす!最底辺確定でーす!残念!」
俺らは最底辺確定らしい。まあ元から社会の最底辺だったしまあいいか・・・って、良くねえよ!なんとか逃走しようとする俺たちだったが、まず俺が捕まり、陰女、ハゲジジイ、デブオヤジ、ブスババアが順に捕まり、最後まで抵抗していたヤンキーも捕まって全員に刻印が入れられてしまった。
ヤンキー「俺が最底辺かよ!クソがぁ!・・・いやカッケーかも」
彼の価値観がわからない。
いずれにせよ、俺は組織に絶対服従の、組織の犬に成り下がったわけだ。
★★★
俺の目の前には組織の下っ端らしき作業服を着たオジサンがいる。
「ハイ、これが制服ね」
なんか悪の組織の下っ端戦闘員みたいなデザインの服を渡された。
「着替えたら入社式だから第一会議室集合ね」
いや、どこだよ第一会議室、ってか、入社式って何だよ。
「入社おめでとう!ようこそ
もう帰りたい・・・
★★★
次回 第5話『バイト代は?』
チョ、待てよ!
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