第1章-8 ギルド会議
“Ā
ガンダーラ国、首都タクシラ。
招集を知らせる大太鼓の音は、日の出と同時に街に鳴り響いた。
ギルド長老のプックサが、まず口火を切った。
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すかさず、古参隊長のダンミカが切り替えしてくる。
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ここ、ギルド会館の構造は、まずエントランスの手前には、荷車・荷獣(ウシ、ラクダ)などが停められる広い前庭があった。
エントランスには d
この中庭は荷受けした荷物を捌いたり整理する作業場として機能していた。
その中庭を囲む形で宿泊棟が設けられており、商談に訪れた遠方の商人が利用した。
建築構造は、今の東南アジアの農村部とほぼ変わらない、いわゆる”日干し煉瓦造り”である。
現代のマテリアルと異なるのは、コンクリートのない時代であったため、キメの細かい粘土に砂、それに刻んだ藁を混合したものを使い、積み上げて行く日干し煉瓦の間隙を埋めて固定した。
しかし、公共施設やこのギルド会館のような重要建造物は、”藁”ではなくジュートや麻などの繊維質を使うことにより耐震強度と寒暖差による収縮膨張の断裂を防いでいた。
また、エクステリアには cū
そして、屋根は木梁(木製トラス)に
このギルド会館の屋根も、赤褐色の素焼き瓦に覆われていた。
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プックサ長老の一喝。
二人の隊長は口をつぐんだ。
二人のやり取りを見ながら、思い思いに勝手なことを話していた他の参加者たちも一斉に黙りこくった。
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“Dh
ダンミカ隊長は不満げな様子で呟くように言った。
“Loha
それを聞き逃さず、長老は厳しい口調で諭した。
“D
記録係は最終決定を告げた。
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[BGM]
"Im Nin’alu - Ofra Haza"
当時の商業ギルドとキャラバン隊は、次のような組織で構成され、キャラバン隊商はそれぞれの役割が明確でプロ集団として統率された、いわば軍隊に近く、更にマーケティングも兼ねるロジスティクス組織だった。
【商業家・ギルド本部組織図】
ギルド長;Seṇi-pāmokkha
└─ 副ギルド長; Upa-pāmokkha
└─長老評議会; Pamukha-parisa
├─ 財務官;Bhaṇḍāgārika
├─ 契約官;Paṇṇa-nāyaka
├─ 相場査定官;Mūla-vicāyaka
├─ 道程管理;Magga-nāyaka
└─ 警備;Guttika
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└── 物流部門(キャラバン隊)
├ 隊商長;Satthavāha
├ 経理・会計;Gaṇapadika
├ 交渉・外交官;Vacaka
├ 警備隊長;Senānī
├ 斥候;Pūrvagāmin
├ 通訳;Anubhāṣaka
├ 動物管理;Go-nāyaka(牛管理長)
├ 医療;Vaidya
├ 料理・水管理;Odapāna‐pāla
└ 荷役;Bhāravāhaka
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【脚注】
◯ガンダーラ国、首都タクシラ
現在のパキスタン、イスラマバード付近。
※ [BGM]について
物語を眼で追い、BGMを実際に耳で聴く事により、読書体験がより膨らむように選曲しています。
<利用例>
1. 最初に文章をエンドまで読み終える
2. 次に、BGM の"(曲のタイトル)"をYoutube、Spotifyなどで検索
3. 曲を準備してもう一度最初から読む
4. BGM のところまで読んだら曲をプレイ
5. 続きの物語を読んでそのシーンの世界観を拡げる
検索結果が複数出た場合、オリジナルメディアの音源とライブなどバリエーションを聴き比べるのも楽しみ方の一つ。
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