第2話 ハンティング
イワノフ容疑者の死亡から1週間後、半年に1回行われる職務継続試験を受けた。メガコーポの職務継続規定が10年ぶりに更新され、一宮は基準を満たせず退職となった。一宮は2ヶ月の無職期間を挟み、横須賀から高速鉄道で3時間の距離にある田舎ー越後地域へ移住した。1年前に退職した元同僚が住んでおり、ハンティング仲間になった。主に鹿と熊を撃っているが、共に行動する人次第では箱罠を設置したり、鴨やアライグマを撃ったり、川で魚を釣ったりもしていた。数日前からは、越後に来てから出会った20代女性ー加藤(かとう)とハンティングに出ていた。加藤は茶髪のローシニヨンで身長5フィート3インチ、グレーのパーカーに黒の手袋、ベルトとポケット、それからインナーパンツ付きのスカート、ニーハイソックス、ブーツを着用している。小型のショルダーバッグを肩から掛け、お腹前のベルトにはホルスターに入れた.38口径のリボルバー拳銃―M640センチニアルを携行しており、スカートの左ポケットには予備弾を付けたスピードクリップ2個を入れており、ホーナディ110グレインFTX弾を使用している。一宮は黒の手袋とブーツ、デニム生地のダブルポケットシャツ、カーキのカーゴパンツを着用し、メガコーポ勤め以前から所有し、休日と通勤中に携行していた9mm口径のセミオート拳銃ーG26gen3を右腰のホルスターに入れており、左腰に予備弾倉が収められた弾倉ポーチ3個を携行している。マグプル製の12発装填出来る弾倉とホーナディクリティカルディフェンス115グレインFTX弾を使用しており、カーゴパンツの右前ポケットに刃長3.6インチのフォールディングナイフを入れている。2人共両耳にタクティカルイヤホンTEP-300を装着している。狩場には加藤の所有しているピックアップトラックで、左ハンドル仕様のフォードF-150に乗車し、加藤の運転で向かう。荷台には電気錠付きのガンロッカー、ライフル用のトライポッドが乗せてある。一宮と加藤は死亡したテロリストが隠したとされているダイヤモンドを捜索している。数日前、加藤は一宮にダイヤモンドの捜索を手伝ってほしい旨を申し出た。一宮を選んだ理由は、一宮がお金よりも自給自足の生活を重要視している人物だったからだ。加藤は6万66ドルの借金が有り、今月末までに1万ドルを用意する必要があった。
加藤「イワノフっていうテロリストが隠したダイヤはだいたい3万ドル相当らしいよ。」
一宮「そいつなら知ってる。横須賀のメガコーポにいた時に私が殺したロシア人だ。報復が怖いから内緒だぞ。」
2人は出処不明な怪しい情報を頼りに人工ダイヤモンドが隠されている場所探す。6桁の数字が複数書かれたリストと対応範囲のグリッド地図を持っている。100メートルグリッド上の数字の場所を探しながらアライグマ用の箱罠の確認と再設置を行っていた。今日確認する場所の近くに到着し、徒歩でを捜索していると、熊らしき四つ足動物を発見した。一宮はすぐにフォードF-150のガンロッカーの電子錠に左手の人差し指で4桁のパスワードを入力してロックを解錠し、越後に来てからガンショップで購入した、鹿と熊用の.308口径ステアースカウトエリートモデルを取り出す。
一宮「テールゲート開けて。」
加藤は左のドアを開けてスイッチを右手の人差し指で押す。荷台後部のが自動で開き、一宮は荷台に乗ってトライポッドにスカウトライフルを乗せてクランプで固定し、一番高い位置までトライポッドの長さを伸ばして固定する。左手でグリップを握り、右手でボルトハンドルを引いて弾倉から.308口径ノスラープレミアム165グレインの初弾を薬室に装填する。左眼でスカウトライフルに搭載された倍率4倍のスマートスコープであるSMASH X4を覗いて熊らしき四つ足動物を狙う。125ヤード先にツキノワグマがいた。トリガーを引いたままでツキノワグマを狙い続け、横向きの為、前足付け根付近の脇の下にある心臓に照準が合わさった瞬間に自動発砲される。弾頭が命中するとこちらに方向を変えて時速約50キロで突進して来た。こうなると約8秒以内に頭部に命中させる必要がある。一宮は右手でボルトハンドルを引いて次弾を薬室に装填し、トリガーを引いて自動発砲させる。頭部に命中してツキノワグマは地面に倒れる。次弾を装填し、手のひらが上になっている事をスマートスコープ越しに確認する。
一宮「市役所に連絡して。」
市役所にツキノワグマを回収してもらう必要がある。加藤が市役所に連絡してから約20分後に担当者が軽トラックで到着し、荷台に固定されたクレーンで身長約150センチ程のツキノワグマを荷台に乗せて回収して行った。毛皮はコートに加工されて販売されるが、他は焼却処分される。しかし、焼却場のキャパオーバーと人手不足によって焼却待ちが発生している為、数日間は冷凍保存される事になった。今日はこれで引き上げる事にした。一宮はトライポッドの高さを戻し、右手の親指と人差し指でスナップラッチを押し込み、弾倉を外して荷台に置き、クランプを外してスカウトライフルを持ち上げ、薬室の弾薬が荷台に落ちる様にしてから弾薬を取り出し、ボルトハンドルとトリガーを元の位置に戻す。ストック下部に付属している予備弾倉を最初に取り外した弾倉の位置に装填し、スカウトライフルを一度置いて薬室から取り出した弾薬を取り外した弾倉に装填してから予備弾倉の位置に戻す。荷台から降りてスカウトライフルをガンロッカーに戻し、扉を閉めると自動で施錠された。2人はフォードF-150に乗車し、加藤がテールゲートのスイッチを押して閉めると加藤の運転で街へ戻った。
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