第7章
やつらが最近やたら忙しそうにしているので不審に思っていたら、また閉じ込められてしまった。固いかごに入れられ、カチッとふたを閉められる。中からは開かない。一応外は見えるつくりになっている。
「アロエ! お引越しだよ!」
オジョ―サマだ。この間までとは打って変わって明るい笑顔だ。
こんどはなんだ。
「今度のおうちはもっと大きくて広いんだって!」
ああそうか。
「楽しみだね! アロエ!」
もうどうでもいい。勝手にしろ。僕はアロエじゃない。
「わたし、お引越しって初めてなの。どんなおうちなんだろう」
何を言ってるのかはわからないが、僕が楽しめることではないと思う。だってこいつが楽しみにしているようなことなんだから。
もういい。二度とこいつの顔なんか見たくない。
僕を乗せたまま、鉄の乗り物は動き出した。
目が覚めると、またよくわからない場所にいた。二回目だこれで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます