第7章

 やつらが最近やたら忙しそうにしているので不審に思っていたら、また閉じ込められてしまった。固いかごに入れられ、カチッとふたを閉められる。中からは開かない。一応外は見えるつくりになっている。

「アロエ! お引越しだよ!」

 オジョ―サマだ。この間までとは打って変わって明るい笑顔だ。

 こんどはなんだ。

「今度のおうちはもっと大きくて広いんだって!」

 ああそうか。

「楽しみだね! アロエ!」

 もうどうでもいい。勝手にしろ。僕はアロエじゃない。

「わたし、お引越しって初めてなの。どんなおうちなんだろう」

 何を言ってるのかはわからないが、僕が楽しめることではないと思う。だってこいつが楽しみにしているようなことなんだから。

 もういい。二度とこいつの顔なんか見たくない。

 僕を乗せたまま、鉄の乗り物は動き出した。

目が覚めると、またよくわからない場所にいた。二回目だこれで。

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