第3章

 目が覚めると、もう東の空が赤くなっていた。慌てて兄弟のもとに帰ろうと立ち上がった時、声がした。

「うわぁ、かわいい!」

 声の主を探した。

「ねぇ、この子猫、うちで飼っていいでしょう?」

「確認してきますね」

 後ろを振り向くと、ものすごく背の高い変なやつらがこちらを見下ろしていた。僕とは違う生き物だ。なんだこいつら。

 ふいに体が持ち上がった。前が見えなくなる。

「今日からこの子は私の家族」

 そんな声が聞こえた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る