プロローグ 人物紹介

■ ノア

本作の主人公。

ノイセル共和国の辺境の村で暮らしていた少年。

家族と共に慎ましく生きていたが、

盗賊団の襲撃によりすべてを失う。

逃亡の末に辿り着いた“呪いの泉”の水を飲み、

死ねない身体へと変えられてしまう。

痛みは感じるが、傷は塞がる。

その異常な生存の代償として、

彼の心にはやがて 黒炎 と呼ばれる闇が芽生え始める。


■ アルト

ノアの兄。

弟思いで、責任感の強い少年。

盗賊団に捕らえられた後も、最後までノアを守ろうとし、

逃亡を決意する。

“呪いの泉”の前で、弟の身代わりとなるように水を飲まされ、

壮絶な最期を迎える。

ノアの心に刻まれた、最初で最大の喪失。


■ ノアの父

ノイセル共和国の村で暮らす農夫。

寡黙だが家族思いで、

危機の中でも子どもたちを守ろうとした。

村襲撃の夜、ノアとアルトを逃がすために立ち塞がり、

その命を落とす。


■ ノアの母

優しく、穏やかな女性。

貧しいながらも、家族との時間を何より大切にしていた。

襲撃の夜、恐怖の中でも笑顔で子どもたちを送り出し、

夫と共に命を奪われる。

ノアにとって、帰る場所そのものだった存在。


■ 血塗れの鉤爪旅団

ノイセル共和国とエルトリア王国の国境地帯を荒らす盗賊団。

村を襲い、男は殺し、女は犯し、

子どもは売り物として連れ去る。

彼らが通った後に残るのは、焼け落ちた家と、血と死だけ。


■ グラドス

盗賊団 (血塗れの鉤爪旅団) の首領。

巨体と怪力を誇り、右腕に装着した鉤爪で人を裂く残虐な男。

暴力を楽しみ、悲鳴と血を見て笑う生粋の破壊者。

ノアをとして甚振り、

その異常な再生能力に強い興味を示す。


■ レジオ

グラドスの実弟であり、副頭領。

旅団の頭脳を担う冷酷な策略家。

感情をほとんど表に出さず、人を価値と利益でしか見ない。

ノアの不死性を即座に見抜き、エルトリア王国へ売却する計画を立てる。

旅団を単なる野盗からへ格上げしようと目論む野心家。


■ ドミナス・ヴェルディオル

エルトリア王国・王都アレシアに店を構える

王家公認奴隷商(ソーマ)の代表。

上品で紳士的な振る舞いの裏に、

人を完全な“商品”として扱う冷酷さを隠している。

ノアの存在に強い価値を見出し、レジオの提案を受け入れる。

王国の闇と深く繋がる人物。


■本作は、理不尽と暴力、

そして人間の闇を描くダークファンタジーです。

プロローグは、少年ノアが闇へ落ちる最初の記録であり、

物語はここから始まります。


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