美咲視点:怜くんとウチとのなれそめ♡
ウチが、
それで、そのブラとショーツを手に取ってた時に、ウチはふと思い出した。
そう――ウチが初めて、怜くんに出会った時のこと。
その当時のウチは、高校三年生、十七歳の春だった。
その日のウチは、ギャル友の
なんだったかなーその時の用事、なんか、生徒会のポスター貼りとかいう、めんどくさい用事。
貴重な休みに、なんでウチらがー! って文句言いながら、美玖と二人だけで、なんとかやってた。
それで、やっとその用事が終わったあと、美玖が急に目をキラキラさせて、
「ねえ
って言ってきたんで、ウチは、
「あーそうなの? それがどうしたー?」
って返した。
そしたら美玖が、
「ねー。よさそうな
って言い出した。
ウチ正直、新入生に興味なんて全然なかったんだけど、
「まーいいか、美玖に付き合ったげるよ」
って感じで、一緒に行くことにした♡
んで、校庭の
美玖は大興奮で、
「ほらあれ、バスケ部っぽくない?」とか「あっちの長身イケメンいいじゃん!」
って、次々と候補を挙げてくる。
ウチは「へー、いいんじゃない?」って適当に調子合わせてたんだけど……ふと、視界の端に、一人の男の子が入った瞬間、ウチの心臓、ドクンって止まった。
その子は、黒髪で、少し長め。
身長は150cmくらいしかなくて、すごく細身。
そんなんだから、新品の制服がブカブカで、袖もズボンも長すぎて、まるで子供がお兄ちゃんの服着てるみたい。
それで、顔が……もう、ヤバいくらいカワイイ!
大きな目で、まつ毛長くて、頬が少しピンクで、周りの新入生に混じって、ちょっとおどおどしながら歩いてる姿が、まるで迷子の子猫みたい。
その子が――名前は後で知ったんだけど――ウチの
それでウチ、息飲んで、
「あの子……」
って、つい声が出ちゃった。
美玖が「え、どれ?」って聞いてきて、
「あー、あのちっちゃい子? 美咲って、ああいうのが好みだったっけ?」
って、ちょっと驚いた顔。
でもウチ、もう完全にその子にロックオン。
「ウチ、絶対あの子と付き合う!」
って、ポロッと本音が出ちゃった。
美玖、目を丸くして、
「え、マジ? てか、あんな子供みたいなのに、手を出したら犯罪じゃね?」
って、笑いながら言ってきたけど、ウチはもう、頭の中、あの子だけ。
「犯罪とか関係ない! ウチ、ガチで惚れた♡ 絶対あの子、ウチの彼氏にする!」
って、もう一度、はっきり宣言しちゃった。
美玖ったら、最初は「美咲、冗談でしょ?」って戸惑ってたけど、ウチの目が本気すぎたのか、
「まー、美咲がそこまで言うなら、協力してあげるよ♡」
って、乗ってきてくれた!
それからすぐ作戦会議……っていうか、もうその日のうちに、勝負決めることにした!
クラスがどこかだけ確認して、その日の行事が終わるのを待ってた。
それでまずは、
「あーキミ、ちょっと用事あるから、屋上来てよー」
って、美玖が怜くんの腕を強引に引っ張って、屋上で待ち構えてたウチの前に連れてきた♡
怜くん、屋上に着いた瞬間、ただでさえ無理やり連れてこられたことでおどおどしてたのに、ウチを見て固まって、顔真っ赤でおびえてる。
もうその姿がたまらなくて、ウチ、
「ウチの……
って、いきなり宣言しちゃった!
怜くん、何も言えなくて、ただただ震えるだけ。
美玖が「ほら、あんたも、なんか言いなさいよ」って、軽く怜くんの背中つついて、怜くん、やっとのことで、
「な、名前も知らない人とは……ちょっと……」
って、小さな声で言ってきた。
ウチ、チャーンス!
「え? じゃあ、名前教えたら、付き合ってくれるってこと? そうだよね!?」
って、詰め寄ったら、怜くん、
「えぇっ? どうしたらそういうことに……」
って、さらにあわててて。
どっちにしろ、ウチはもう、止まらない!
「ウチ、美咲っていうんだ! 美咲ちゃん、って呼んでくれたらいいよ♡」
って、自己紹介しちゃった。
美玖が「ほら、あんたも名前言いな?」って、怜くんをさらにつついて、怜くん、
「れ、怜……って言います……」
って、震えながら答えた♡
ウチ、即座に、
「おっけー! じゃあお互い名前もわかったってことでー、交際オッケーってこと、だよね?」
って怜くんとの距離をさらに詰めたら、怜くんったら、
「え? えっ??」
って言うだけがやっとだった。
もうこうやって怜くんがあわててる隙に、手でもつないじゃえ!ってウチは思って、
「じゃあさっそく……一緒に帰ろっか?」
って、手を差し出したら、美玖が、
「おー! カップル誕生じゃん? お幸せにー♡」
って、ノリノリで
でもね、怜くんったら、顔は真っ赤のままだったけど、ウチの手をちょっとだけにぎり返してくれたんだ!
こうして、ウチと怜くんの交際が始まった♡
怜くん、最初は戸惑ってばかりだったけど、ウチの押しに負けて、だんだんウチのこと、好きになってくれたんだよね。
あの日の怜くんの震える手、今でも思い出すとニヤニヤしちゃう♡
怜くんは、これからもずっと、ウチの大事な人だよ。
だから――ウチのワガママ、ずっと聞いてね♡
華奢な胸に白いレースをまとわせて、キミはさらにカワイイ夫になる Çava @survibar
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